原文入力:2010-02-16午後10:47:26(1057字)
"胸像搬入・肉筆楽譜 展示など阻む"・・・国家情報院 "関与していない"
チェ・サンウォン記者
ドイツで活躍した世界的な作曲家 故ユン・イサン(1917~1995)記念事業が国家情報院の制動により霧散する危機に瀕していることが分かった。
16日慶南統営市と統一部,ユン・イサン平和財団関係者などの話を総合すれば、北韓で製作したユン・イサン胸像の搬入とユン・イサンの肉筆楽譜展示事業などが国家情報院の介入で行えずにいる。
当初、統営市は何回もユン・イサンの胸像を製作・展示したが、故人の姿と違うという指摘により全て撤去し、代わりに南側のユン・イサン平和財団を通じて平壌ユン・イサン音楽研究所が所蔵する故人の胸像を複製し寄贈してくれるよう北側に要請した。これに伴いユン・イサン平和財団側は昨年6月、仁川港に到着した故人の胸像の搬入申請を統一部に出したが、統一部は現在まで承認を保留している。ユン・イサン平和財団側は「当初、統一部の承認を得て製作された胸像が国家情報院の反対により仁川税関保税倉庫に留置されている状態」と話した。統一部関係者も「搬入承認と関連して関係機関協議過程で異見が提示され搬入承認をしにくくなった」とし、事実上国家情報院が反対していることを明らかにした。
またユン・イサンの肉筆楽譜をはじめ、東ベルリン事件関連資料を計480億ウォンをかけて建設中の‘統営国際音楽堂’に展示する計画だったが、国家情報院の介入でこの計画も霧散したとユン・イサン平和財団側関係者が明らかにした。財団側関係者は「韓国が産んだ世界的作曲家の胸像を仁川税関保税倉庫に詰め込んでおくこととはどういうことだ」として「故人の芸術的価値を記念することを理念的定規で遮断するとは理解できない」と話した。
これと関連してキム・サンヨン統営市文化芸術課長は「この問題でこれ以上話したくない」として言及を避けた。国家情報院関係者は「ユン・イサン胸像搬入は統一部の所管であり、東ベルリン事件関連資料展示は統営市で処理する問題」とし「国家情報院はこの問題について全く関与したことがない」と話した。
ソン・ウォンジェ記者,昌原/チェ・サンウォン記者wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S