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教師 成果給に一斉試験成績も反映

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/403639.html

原文入力:2010-02-08午後09:34:00(1365字)
教科部, 来年から総額10%‘学校単位’支給確定
成績が事実上 基準…試験拒否教師 不利益 明らか

イ・チュンジェ記者

来年から教師に支給される成果賞与金(成果給)に学校別評価結果が反映される。特に学校別評価基準に一斉試験(学業達成度評価)成績をどれくらい引き上げたのかが含まれ、論難がおきる展望だ。

教育科学技術部は8日こういう内容の‘教師成果給支給指針’を確定し発表した。指針によれば、来年から全国小・中・高校教師たちに成果給を支給する際、総額の10%は学校単位の評価実績を反映し差別支給することにした。今までは成果給全額を教師別に支給してきたが、来年から90%は教師別に、残りは学校別に評価するということだ。学校別評価は市・道別に同様な条件の学校どうしを括り3ヶ等級で評価するが、等級別の比率は‘カ’等級30%,‘ナ’等級40%,‘タ’等級30%に定めた。学校別成果給を学校内でどのように配分するかは学校長が決めるようにした。教科部は学校別支給額比率を順次高める方針だ。

学校別評価基準は市・道教育庁が自律的に決めるようにしたが、教科部は△一斉試験成績向上度△学校評価△校長評価△診断評価△公開授業△父母満足度などの基準を提示し、事実上この指針に従うようにする方針だ。これに伴い行き過ぎた点数競争などの副作用を憂慮し、一斉試験に反対する父母と教師たちが多い学校が不利益を受けることになるものと見られる。

教科部はこの指針に従い、市・道別に具体的な評価基準と学校群配分方式などを上半期中に確定することとし、年末までに学校評価を終え来年3~4月に個人別成果給と学校別成果給が共に支給されるようにする計画だ。

また教科部は今年から教師別成果給の差など支給率を昨年30~50%から今年は50~70%に拡大することにした。これに伴い教師個人別の成果給差が最大137万ウォンまで広がることになった。

教科部は教師の経歴(号俸)中心に成果給評価がなされる慣行を改善するため、今年から経歴要素を評価に反映できないようにした。また学校100ヶ所を無作為選定し成果給制度の履行実態を点検した後、不当に運営した学校は学校別評価で減点などの不利益を与える方針だ。

イ・ジュホ教科部1次官は「教師たちが協力し授業専門性を高める学校にさらに多くの成果給を支給する」として「学校群別評価を通じ劣悪な条件の学校でも良い成果を出せば‘カ’等級を受けられるようにする」と話した。

しかし全国教職員労働組合はこの日論評して「学校別評価は結局、一斉試験の成績が良ければお金をより多くやるという発想であり非常に非教育的」とし「教師たちの動機誘発に何の効果もない成果給予算でいっそ教師を補充し教育の質を高めなければならない」と主張した。韓国教員団体総連合会も「学校別成果給はむしろ教育落伍地域学校忌避現象を煽り、教育両極化をより一層あおりたてる恐れがある」と明らかにした。

イ・チュンジェ記者 cjlee@hani.co.kr

原文: 訳J.S