4月1日から、ワクチン接種を済ませてから韓国に入国した人は、自己隔離が免除される。
疾病管理庁中央防疫対策本部は3月31日、4月から「隔離免除除外国」の指定をすべて解除すると発表した。防疫当局は新たな変異株の流入を防ぐため、各国の変異株発生の危険度などをモニタリングし、隔離免除の除外国を毎月指定してきた。国内または海外で接種を済ませ、接種履歴を登録した入国者に対しては、すでに3月21日から隔離を免除しているが、隔離免除対象から除外された国からの入国者は、接種済みかどうかに関係なく7日間の隔離が必要だった。
3月の隔離免除除外国はミャンマー、ウクライナ、ウズベキスタン、パキスタンの4カ国で、4月はベトナム、ミャンマー、ウクライナの3カ国が指定される予定となっていた。しかし防疫当局は「国ごとの危険度分析や海外からの流入感染者の現状などを総合的に考慮して、措置を解除することにした」とし、4月の隔離免除除外国指定計画を撤回することを決めた。
今回の決定により、4月1日からは、海外からの入国者は出発する国に関係なく、予防接種を済ませていれば自己隔離は行わない。接種完了者とは、2回目の接種(ヤンセンファーマは1回目の接種)から14日が経過し、かつ180日が経過していない者。または3回目の接種を済ませた者。海外で接種した場合は、韓国国内の保健所を訪ねて接種履歴を登録すればよい。あるいは、4月以降に事前入力システムに自分で接種履歴を入力し、証明書を添付すれば、隔離免除の対象となる。
チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「今後も新種の『懸念される変異株』の発生などの国ごとの危険度をモニタリングし、隔離免除除外国を弾力的に指定・運用する計画」と語った。