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[世論調査]大統領選、ARSはユン候補とイ候補が僅差、電話面接はイ候補がリード

登録:2022-03-01 02:29 修正:2022-03-01 07:12
ARS調査ではユン候補45%、イ候補43.2%で1.8ポイント差 
電話面接調査ではイ候補43.8%、ユン候補36.1%で7.7ポイント差 
討論がうまかった候補は上からイ、シム、アン、ユン候補の順
グラフィック=スプレッドチーム//ハンギョレ新聞社

 大統領選挙が9日後に迫り、国民の力のユン・ソクヨル候補と共に民主党のイ・ジェミョン候補の支持率が、世論調査の方式の違いで入れ替わるという調査結果が28日に明らかになった。

 韓国社会世論研究所(KSOI)は、TBSの依頼により、今月25から26日にかけて全国の1000人の有権者に対してどの大統領候補を支持するかを自動回答方式(ARS)で尋ねたところ(信頼水準95%、標準誤差±3.1ポイント)、ユン・ソクヨル候補が45%、イ・ジェミョン候補が43.2%の支持率を得たと明らかにした。両候補の差は1.8ポイントで誤差範囲内。ユン候補は先週と比べて2.8ポイント上昇し、イ候補は0.5ポイント下落した。両候補は3週間にわたって誤差範囲内の接戦を繰り広げている。

 国民の党のアン・チョルス候補は先週より0.1ポイント上昇の5.9%、正義党のシム・サンジョン候補は1.5%を得た。支持候補がない、よく分からないとの回答は1.8%で、前の調査より1ポイント減少した。

KSOIの報告書より//ハンギョレ新聞社

 やはりKSOIがこの日発表した電話面接調査の結果では、両候補の支持率の順位が入れ替わった。今月25日から26日にかけて全国の1005人の有権者に対して電話による面接調査を行ったところ(信頼水準95%、標準誤差±3.1ポイント)、イ候補が43.8%、ユン候補が36.1%を得た。アン候補は7.3%、シム候補は3.4%だった。イ候補とユン候補との差は7.7ポイントで誤差範囲外だった。支持候補なし、よく分からないとの回答は5.7%だった。

 KSOIは「調査方法によって結果が違うことをありのままに伝え、世論調査に対する理解を助けるため」に、自動回答調査と電話面接調査を同時に行ったと説明した。

 今回の調査では、回答者(電話面接調査)の61.9%が好む投票日として3月9日の本投票日を挙げた。3月4~5日の事前投票日を好むとする回答は26.6%だった。事前に投票するとした人の割合はイ候補の支持層が36.8%で、ユン候補の支持層(17.3%)より高かった。

 最近まで複数回にわたって行われてきたテレビ大統領選討論会において、討論がうまかったと思う候補は、評価の高い順にイ・ジェミョン(28.2%)、シム・サンジョン(15.5%)、アン・チョルス(13.0%)、ユン・ソクヨル(12.8%)候補だった。

 今回の調査は、中央選挙管理委員会が提供する安心番号無線電話を用い、自動回答方式(100%)と電話面接調査方式(100%)の2つの方式で進められた。詳しい内容は中央世論調査審議委員会、またはKSOIのウェブサイトを参照。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1032837.html韓国語原文入力:2022-02-28 10:35
訳D.K

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