原文入力:2010-02-01午後09:56:22(1125字)
"政治活動捜査 世論裁判に追い立て"
全公労 "住民番号 盗用 法的対応"
チョン・ユギョン記者
チョン・ジンフ全国教職員労働組合(全教組)委員長が所属組合員の民主労働党加入疑惑に対する捜査と関連し、警察を被疑事実公表疑惑で検察に告訴した。
チョン委員長は1日「ソウル,永登浦警察署を被疑事実公表と秘密漏洩罪,職権乱用疑惑などでソウル南部地検に告訴した」と明らかにした。彼は告訴状で「警察が捜査を始める前に全教組組合員の身上を明らかにし(民主労働党加入を)既定事実とする記者会見を行った」とし「教師時局宣言が政治活動との関連性がなく無罪という判決が下されるや捜査内容を言論に流し‘世論裁判’を行っている」と主張した。
全教組は警察捜査と関連し、組合員らがひとまずは出頭要求に応じるものの、陳述拒否権を行使する方針だと知らされた。オム・ミニョン全教組スポークスマンは「弁護団が警察調査の際に同席し、警察では弁護団の意見どおり陳述拒否権を行使する計画」と話した。全教組は計293人の出頭対象者の中でチョン委員長をはじめとする5人ほどが2日初めて警察の調査を受ける予定だ。
一方、全教組とともに一部組合員らが出頭要求を受けた全国公務員労働組合(全公労)もこの日、警察が捜査過程で住民登録番号を盗用した可能性があるとし法的対応方針を明らかにした。
ユン・ジンウォン全公労スポークスマンは「出頭要求を受けた全公労組合員103人の内、半数近くは時局宣言に参加したことがないのに、これら公務員の住民番号をどのようにして知ったのか警察が明らかにしなければならない」として「住民番号盗用などの疑惑で法的手続きを検討している」と明らかにした。
警察は当初、時局宣言に参加した全教組・全公労組合員800人余りを捜査し確保した住民番号で民主労働党投票サイトに入り党員であるか否かを確認したと明らかにした経緯がある。
これに対しパク・ヨンマン永登浦署捜査課長は「(住民番号は)適法手続きによって確保したもの」と明らかにしたが、捜査対象者の293人全員が時局宣言に参加したのかを問う質問には返答を避けた。
警察は捜査進行状況により党員可否および開票記録を確認するために民主労働党ホームページサーバーを押収捜索する方案も検討中だと明らかにした。
チョン・ユギョン,チン・ミョンソン記者 edge@hani.co.kr
原文: 訳J.S