原文入力:2010-02-02午前08:45:50(1338字)
2期委員にニューライト活動 保守人物 増やす
大部分が‘公共性’より‘私有財産権’を重視
イ・チュンジェ記者
財団不正などで紛争状態になっている私立大学の正常化方案を審議する教育科学技術部傘下の私学紛争調停委員会(私紛委) 2期委員らが1日、保守指向の人々中心に満たされた。これらの大部分は私学の公共性より私有財産権をさらに重視する指向を持っており、尚志大などの色々な大学で不正疑惑に追い立てられた旧財団たちが学校に復帰する可能性が大きくなったという憂慮が出てきている。
教科部はこの日、任期2年の私紛委2期委員にチョン・ジェリャン民主平和統一諮問会議諮問委員とキム・ソンヨン聖潔大教授,ミン・ギョンチャン延世大大学院長,ペ・ギョンユル尚明大副総長,イ・ミヒョン大韓弁護士協会副会長,キム・トンチャン法務法人セチャン弁護士など6人を新たに委嘱し初会合を開いたと明らかにした。
新任委員の内、李明博大統領枠で推薦されたチョン・ジェリャン委員はニューライト父母連合常任代表を務め、2008年総選挙時はハンナラ党比例代表で出馬することもした。キム・ヒョンオ国会議長が推薦したキム・ソンヨン教授は2005年学校運営の透明性確保のために私学財団理事陣に外部人士が参加するようにした私立学校法改定過程で‘韓国キリスト教総連合会私学守護汎国民運動本部’本部長を引き受け私学法改定反対を主導した。彼は2007年の大統領選挙時には李明博候補キャンプに参加したことが分かった。
1期委員の中で任期を終えたイ・チャンヒ韓国外大教授とキム・ヨンソク延世大教授は重任され、盧武鉉前大統領が推薦した進歩指向のキム・ユンジャ韓神大教授とチェ・ジョンファ慶尚大教授,当時与党だった民主党枠で推薦されたパク・ゴヨン尚明大教授は私紛委から退いた。
これで2期私紛委は全体委員11人の内、進歩指向に分類されるイ・チャンヒ教授と一部中道指向人士を除き、保守指向委員が多数を占めることになった。このため保守と進歩委員らの比率が6対5で均衡を成していた1期私紛委に比べ過度に保守色彩が深まったという評価が出ている。
パク・ゴヨン教授は「1期の時は進歩と保守が互角に均衡を成していて、すべての問題を合意を通じ解決しようと努力した」として「だが、2期私紛委は委員らの指向が一方に偏っており一方的にゴリ押しする様相が現れないだろうか心配」と話した。
私学不正疑惑で実刑を宣告されたキム・ムンギ旧財団理事長の復帰に反対し、この日座り込み150日目を迎えた尚志大のウ・ヨンギュン教授協議会代表は「私紛委が不正を犯した旧財団の手をあげるならば、大学は再び紛争のうずにまきこまれるだろう」と憂慮した。現在、全国では尚志大を含め世宗大,光云大など12ヶの大学が私紛委の審議を受けている。
イ・チュンジェ,チン・ミョンソン記者 cjlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/402319.html 訳J.S