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平沢の冷凍倉庫で火災…連絡途絶えた3人の消防士を遺体で発見

登録:2022-01-07 08:18 修正:2022-01-07 10:53
警察、捜査専門チームを設置…鎮火後に合同鑑識を実施予定
6日午後、京畿道平沢市の新築工事現場の火災現場。消防士たちが行方不明になっていた仲間の消防士を救急車へと運んでいる=平沢/聯合ニュース

 京畿道平沢市(ピョンテクシ)のある冷凍倉庫の新築工事現場の火災で、鎮火に当たっていた3人の消防士が孤立し、全員が遺体で発見された。

 6日の京畿道消防災害本部などの説明を総合すると、同日午後12時41分ごろ、平沢市青北邑(チョンブクウプ)の7階建ての冷凍倉庫(延べ床面積19万9762平米)の2階で行方不明になっていた3人の消防士が遺体となって発見された。この建物の1階で発生した火事を鎮火し、内部の残り火の消火に当たっている過程で孤立した3人は、6日午前9時30分ごろの交信を最後に行方不明になった。

 消防当局の説明によると、3人は小康状態だった火が急に再拡散したことで、脱出できずに孤立したと推定される。当時、5人の消防士が建物の内部に入っており、このうち2人は自力で脱出した。

京畿道消防災害本部提供//ハンギョレ新聞社

 今回の火災は、5日夜11時46分ごろに最初に通報された。工事現場の1階で床のコンクリート打設や左官作業を行っている途中に発生したという。現場に投入されていた5人の労働者は全員が避難したことが確認された。

 消防当局は、通報から14分後に対応第1段階を発令して鎮火を開始。6日午前7時10分ごろにほぼ鎮火したことから、対応段階を解除した。しかし約2時間後に火が再び拡散したため第2段階に引き上げた。消防当局によると、建物の内部には溶接用の酸素ボンベやLPG、断熱材などが多量にあるため、現場への接近が容易ではなかったという。

 一方、京畿南部警察庁は今回の火災事件について、同日中に40人の捜査専門チームを設置した。消防当局が鎮火を終えれば、建物の安全を診断した後に国立科学捜査研究院、消防などと合同で鑑識を実施する予定だ。

イ・ジョンハ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1026243.html韓国語原文入力:2022-01-06 14:01
訳D.K

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