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‘手がつけられない水公’…野党議員‘汚泥’試料採取 妨害し

原文入力:2010-01-28午後07:30:11(1365字)
咸安堰現場で 採取方法・進入人員などについて‘難癖’
1時間30分 言い争い・小競合いまで…採取ついに霧散
* 汚泥:汚染堆積層

チェ・サンウォン記者

←汚泥を採取するため咸安堰建設現場に入ろうとする野党議員らを韓国水資源公社関係者たちが阻んでいる。写真左側からキム・キホ韓国水資源公社慶南1地区建設団長,ホン・ヒドク民主労働党議員,ユ・ウォンイル創造韓国党議員

"国会議員の議政活動に対して協力するとは言ったが、不必要な人々がとてもたくさん来たじゃないですか? 言論にまで協力すると言ったことはありません。" (キム・キホ韓国水資源公社慶南1地区建設団長) "記者たちを口実に現場に入ろうとする国会議員を物理的に阻み、後から引きとめるのは公務執行を妨害することでしょう。議員たちの進入を防ぐということではないですか?" (ユ・ウォンイル創造韓国党議員)

"私たちは指示を受けたとおり統制線で防いだだけで、許可された人員の他には防ぐのが当然じゃないですか? ところで、なぜ人を殴るのですか?" (ヤン・デウォン咸安堰建設現場工事次長)

"協力すると約束しても人数が多いからと妨害するのは話にならないですね。こういう非協調的な状況では試料を採取できません。堪え難いがこのまま帰ります。" (ホン・ヒドク民主労働党議員)

洛東江(ナクトンガン)咸安堰建設現場で発見された真っ黒に変色した土(汚泥)の試料を採取するための野党国会議員らの現場訪問活動が、韓国水資源公社の反発で失敗に終わった。

ホン・ヒドク民主労働党議員とユ・ウォンイル創造韓国党議員は28日午前、慶南,昌寧郡の咸安堰建設現場を訪問した。だがこれらは咸安堰建設現場前で1時間30分にわたり洛東江流域環境庁と韓国水資源公社関係者たちと言い争いを行い汚泥を採取することができずに帰った。いざこざは汚泥採取方法から始まった。議員団は汚泥だけを採取し分析すると言ったが、イ・ユルボム洛東江流域環境庁環境管理局長は「公正試験法により汚泥を含め半径10m内5ヶ所の土を採取しよく混ぜた後に乾燥させ成分分析をしなければならない」と対抗した。5ヶ所の土を採取するものの混ぜずに分析することに合意するまで1時間近くかかった。

だが、工事現場入り口に一行が移動するなり再び小競り合いが起きた。キム・キホ韓国水資源公社慶南1地区建設団長は「安全事故が憂慮され現場管理に問題がある」として、議員団と補佐官など6人だけが現場に入れと明らかにした。キム団長は職員らを立たせ道を遮断した後、現場に入る人数を減らせと要求した。この過程で両者の間に小競合いが起きた。

30分余り続いたいざこざはホン・ヒドク議員が「国会に特別委を構成し詳細な調査を行う」とし、汚泥試料を採取しないと宣言し終わった。青色の網で覆われていた汚泥と50mも離れていない地点だった。

昌寧/文・写真 チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/401614.html 訳J.S