原文入力:2010-01-22午後07:01:46(1247字)
PD手帳専門担当チーム 底引き網式捜査とは異なり
ハン前庁長召還調査は相変らず手をこまねき
MB姻戚 秘密資金捜査 何年も足踏み
ノ・ヒョンウン記者
←22日昼、ソウル,瑞草洞の大検察庁職員が食事をしに外に出て行っている。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
検察が生ぬるい態度に出ている事件ではハン・サンリュル(57)前国税庁長の‘鶴洞村’絵画ロビー事件が代表的だ。前職国税庁長2人が関わったこの事件に対し検察は昨年5月捜査に入った。検察はチョン・グンピョ(56・拘束起訴)前国税庁長夫妻とハン前庁長の夫人,絵画売買を仲介したアン・ウォング(50・拘束起訴)前国税庁局長夫妻に対する調査を全て終えた。
しかし検察は米国に留まっているハン前庁長の召還調査には意志がない。検察はハン前庁長の側近として知られた職員の陳述を土台に 「絵画価格が500万ウォンに過ぎず犯罪人引き渡し要求など召還調査を強制する方法がない」という言葉だけを繰り返している。しかしこの絵画の価格が果たしてその程度なのかは美術界の一部でも疑問を提起している。ハン前庁長はパク・ヨンチャ前テグァン実業会長に対する標的税務調査と李明博大統領のソウル 江南,道谷洞土地借名所有疑惑の秘密を握っているという疑いを買っている。
イ大統領の姻戚企業である暁星グループ秘密資金造成疑惑事件は、年が何回も変わっていても未だに決着をつけられずにいる。
チョ・ソンレ暁星会長の長男チョ・ヒョンジュン(42)(株)暁星社長と3男のチョ・ヒョンサン(39)(株)暁星専務が米国で不動産を購入し、会社の資金を使ったという疑惑と関連し、検察はこれらを参考人資格で呼に調査しても、未だに‘結論’を出さずにいる。そうするうちにPD手帳製作陣に対する無罪宣告で検察に対する批判世論が高まった去る21日、チョ社長が米国不動産を購入し一部会社の資金を使った情況を補足したと明らかにした。検察がチョ社長を呼び、こういう陳述を受けたのが先月28日であるので20日以上の時差が広がったわけだ。そのため批判世論を薄めようと‘水薄め’をしたのではないかという指摘が法曹界から出ている。
検察のこういう態度は名誉毀損可否を問い詰めるPD手帳事件で、前例のない専門担当捜査チームを構成した姿とは明確に対比される。検察は当時製作陣の電子メールを隅々まで探索しPD(ディレクター)たちの自宅を押収捜索するなど底引き網式捜査を行った。また、起訴当時には犯罪事実と関係のないPD手帳作家の電子メール内容を公開し、物議をかもすこともした。 ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/400497.html 訳J.S