原文入力:2010-01-22午前09:57:33(1034字)
親朴 "‘朴槿恵情報’流出疑惑…最後まで行ってみようとということか"
シン・スングン記者
キム・ユファン(52)前国家情報院京畿支部長が国務総理室政務室長に内定したと分かった。情報機関出身が総理を政務的に補佐し対国会関係などを総括する職責に任用されるのは異例的だ。
与党のある関係者は21日「チョン・ウンチャン総理が最近キム前支部長を新任政務室長に内定し任用手続きに入ったと理解している」と話した。チョン総理は昨年9月末の就任後、前任ハン・スンス総理の時に任命されたイ・ビョンヨン政務室長の後任を物色してきたが、最近ハンナラ党の親李明博直系若手議員らの推薦を受けキム前支部長を内定したと伝えられた。与党関係者は「キム前支部長は去る大統領選挙の直後、李明博当選者側の17代大統領職引継ぎ委員会政務分科専門委員を務め相当な政務感覚と執行力を認められ今回多くの与党要人の肯定的推薦を受けた」と話した。
しかしハンナラ党の親朴槿恵系側は「キム前支部長を任命するということは、イ政府とチョン総理が今や襟度も持たず最後まで行こうということ」として反発した。ハンナラ党内選挙戦の時、朴槿恵キャンプ核心参謀を務めたある要人は「キム前支部長は選挙戦の時、国家情報院のパク・某とともにチェ・テミン牧師と関連したいわゆる‘朴槿恵ファイル’をインターネットに載せたという話が国家情報院内部から出たが、証拠がなく引責できなかった人」として「そのような人を政務室長に座らせるという以上は私たちと行き着くところまで行ってみようということか」と話した。
政府側でも情報機関出身者を政務分野責任者として使うのはチョン・ウンチャン総理の‘中道改革’イメージとも合わないだけに、もう少し時間を置いて他の人物を選ぶ必要があるという反論があると知られた。
だが親イ側のある主要人物は「キム前支部長が朴槿恵ファイルと関連したという話は、一時政界で出回ったが当時の検察捜査でも無嫌疑と明らかになるなど全く事実無根」として「派閥的な視角で人の粗探しをしようとするのは正しくない」と話した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: 訳J.S