原文入力:2010-01-20午後10:35:03
恩平ニュータウン内‘錦城堂’復元
ソンチェ・ギョンファ記者
←国家指定文化財‘錦城堂’
ソウル市が恩平ニュータウン アパート団地のまん中に国家指定文化財‘錦城堂’(写真)を解体した後に復元した。
ソウル市は津寛洞,恩平ニュータウンにあった国家指定重要民俗資料第258号‘錦城堂’(1871㎡)を解体した後に原形どおり再建したと20日明らかにした。錦城堂は朝鮮時代、端宗を王位に上げようとして殺された世宗大王の六番目の子息,錦城大君の霊を慰めるための神堂で、1880年代以前に建てられたと推定される。市は錦城堂の古く崩れた部分に対し文化財委員会の諮問を経て解体後に再建したと説明した。
錦城堂は本屋と内屋,下屋等から構成されており、建物内にあった巫神図・巫具・巫服・祭器などの民俗資料は現在ソウル歴史博物館に委託管理されている。巫神図は巫女がお迎えする多くの神々を描いた絵であり、巫具と巫服は各々巫女がクッ(祭祀)をする時に使う道具と服をいう。市は錦城堂の瓦や軒が朝鮮後期の官庁または両班家の建築様式の特徴をよく表わしていると説明した。
ソウル市は元々錦城堂をニュータウン事業地外に移転する方案を検討していたが、方針を変えその場に本来の姿どおりに保存することにし、復元工事とともに周辺景観を整備した。恩平ニュータウン内には錦城堂の他にも△朝鮮時代に正祖が祖父の英祖に対する回想文を書いた‘黔巖紀蹟碑’△高麗時代の弥勒石仏である‘石造如来座像’△錦城大君の墓である‘和義君李瓔墓域’△朝鮮成宗の十三番目の子息である寧山君とその息子の墓である‘寧山君李恮墓域’等がアパート工事の中から本来の姿のままに保存されている。
ク・ボンギュン ソウル市均衡発展本部ニュータウン事業2担当官は 「‘錦城堂’は特に場所性が重要だという文化財庁の意見により本来の場所にアパートと調和させ復元した」として「錦城堂復元が‘都市住居地開発と文化財の共存’の良い事例として残ることを期待する」と話した。
ソンチェ・ギョンファ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/400149.html 訳J.S