原文入力:2010-01-15午後10:50:58
クァク・ヨンウク‘株式不公正取引’見逃してやり
検察,‘ハン・ミョンスクに賄賂’陳述を受けたのか
ノ・ヒョンウン記者,イ・ジョンエ記者,キム・ジンス記者
←民主党チョン・セギュン代表(左側)とソン・ヨンギル最高委員が15日午前、ソウル,汝矣島の党事務所で開かれた拡大幹部会議で、ハン・ミョンスク前総理の検察捜査と関連した記事を見ながら話している。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
クァク・ヨンウク(70・拘束起訴)前大韓通運社長がこの会社の社長である時、未公開情報を利用し株式取り引きをした情況が捉えられたにも関わらず、検察が内部捜査の終結処理をした事実が15日明らかになった。これに対し民主党は「不法な恥部に免罪符を渡したのは、クァク前社長が‘ハン・ミョンスク前国務総理に賄賂を渡した’という陳述をした代価」とし‘工作捜査’疑惑を提起した。
15日検察関係者たちの話を総合すれば、クァク氏は大韓通運社長ろして在職した2001年から2005年の間に引き出した会社資金 数億ウォンを利用し大韓通運株式の保有量を増やしていった。当時、大韓通運は親企業の東亜建設が‘リビア大水路’プラント事業を抱え込んだ状態で不渡りを出し、‘危険度の高い商品’に分類され低評価されていた。
しかしクァク氏は大韓通運社長として在職し、リビア政府との協議過程をよく知っていたので‘まもなくリビア大水路問題は片付く’と判断した可能性が高いというのが検察内外の推論だ。この情報を利用し株式を買いとったとすれば莫大な差額を手にした可能性が高いということだ。こういう情況が検察捜査の結果、事実と明らかになればクァク氏は旧証券取引法(現 資本市場と金融投資業に関する法律)違反疑惑で追加起訴されうる。
クァク氏はこういう株式投資の差益などを土台に100億ウォン台の資産を蓄積したと伝えられた。クァク氏が持っている国内財産は市価で40億ウォンを越える高級住宅と多数の不動産,ゴルフ場会員券などだ。またクァク氏の財産の一部は海外に流出したと推定される。だが、検察はクァク氏の株式の部分を無嫌疑処分し、財産に対しては内密調査を終結した。
民主党はこういう事実が知らされるとすぐに「ハン・ミョンスク前総理に関するクァク・ヨンウク氏の陳述が、検察の脅迫ないしは誘導による陳述であることが明らかになった」として検察を猛非難した。ノ・ヨンミン民主党スポークスマンは「イ政権になり、検察が政権の検察を自任して野党つぶしの先頭に立つかと思えば、今は犯罪者と共謀し無実の罪を作ろうとしている」として「罪人を捕まえろと言えば、罪人とは闇取り引きをし、罪のない人を罪人に仕立て上げようとするのでは茫然自失するばかり」と批判した。ノ スポークスマンはまたイ・クィナム法務長官が工作捜査疑惑を否認し‘政界の話にもならない主張’と一蹴したことに対して「イ法務長官も立場を明らかにしなければならない」と要求した。
これに対しソウル中央地検関係者は「横領額の使途を確認する過程で大韓通運の株式を買いとった事実を確認し、内密調査に入ったが、特定時期に大量購入・売却など未公開情報を利用した情況は見当たらなかった」とし「クァク氏の株式取引関連部分を無嫌疑処分したことは、ハン前総理に対する陳述とは全く無関係」と説明した。 ノ・ヒョンウン,イ・ジョンエ記者goloke@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/399154.html 訳J.S