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検察 ‘カン・キガプ無罪’非難に 裁判所 "司法権独立 き損憂慮"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/399219.html

原文入力:2010-01-16午前09:52:06
最高裁 "一部言論報道も限界越える"

キム・ナムイル記者

検察が‘龍山惨事’未公開捜査記録の公開とカン・キガプ民主労働党代表の無罪判決に反発し、大法院が公式に司法権独立き損に対する憂慮の意向を明らかにするなど、裁判所と検察間の葛藤が大きくなっている。大法院は検察の反発だけでなく、個別事件を担当する判事らに対する一部保守指向言論の‘思想検証式’報道形態に対しても問題を指摘した。

大法院は15日午後、オ・ソクチュン広報官を通じ 「確定していない裁判に対する批判的な声明やマスコミの報道が、その限界を越え司法権の独立を傷つける可能性があることを深刻に憂慮する」と明らかにした。大法院は続けて「裁判も批判の対象になることは当然だが、裁判に誤りがある場合には上訴手続きを通じて正すことができる」とし「最近、下級審裁判に対して誤っていると断定する趣旨の声明を出したり報道をし、ひいては裁判内容と関係のない裁判長の個人的な指向を攻撃する報道も出てきている」と指摘した。定められた手続きを守らず世論戦を展開するような検察と言論の動きを正面から指摘したものだ。

大法院はまた「このような一連の声明や報道は、裁判官の名誉をき損しかねず、ややもすると上訴審の判断にも影響を与えかねない」とし「大法院は司法府の独立と裁判官の独立を守るために、このような状況に対し深刻な憂慮と遺憾を表明する」と付け加えた。

先立ってキム・ジュンギュ検察総長は去る14日、龍山事件担当裁判所が捜査記録を公開するとすぐに「とうてい見過ごすことはできない。法と原則に外れることをしたので徹底して対応しろ」と指示したと知られた。大検察庁公安部(部長 シン・ジョンデ)も同日、ソウル南部地方裁判所が昨年の韓-米自由貿易協定(FTA)批准同意案上程に反対する過程で、国会事務総長の業務を妨害した疑惑などで起訴されたカン・キガプ代表に無罪を宣告するや、反論資料を出した。検察はこの資料で「これが無罪ならば何を処罰するというのか」とし激しい反応を示した。

キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S