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P‘積極反対’時は正面突破の代わりに‘親朴包容’提示

原文入力:2010-01-14午前07:57:13
政府‘P(朴槿恵)山’越える戦略
広報に記者活用 助言も…‘沈黙’‘観望’状況別 対応策 準備
朴槿恵 反応 核心変数 判断…‘原案受け入れ’屈辱的選択 避けること

ソン・ウォンジェ記者

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政府が世宗市修正と関連し朴槿恵前ハンナラ党代表の反応が成否を分ける核心要素になると見て、これに対する対応策を検討したことが確認された。これは<ハンギョレ>が13日に入手した‘世宗市懸案広報戦略’文書を検討した結果明らかになった。この文書は国務総理室がある広報企画会社に依頼し去る6日に作成された。

文書は朴前代表を彼女の英語イニシャルを取り‘Pファクター’(P Factor)と記した。それと共に世宗市修正案の運命は朴前代表が11日の政府発表後にどういう態度を取るかにより決定される可能性が大きいと予測した。朴前代表が政府発表後、直ちに反対立場を表明した場合‘ハードランディング’(硬着陸),沈黙する場合‘ソフトランディング’(軟着陸),世論の推移を観望して立場を表明する場合‘ニュートラル’(中立的状況)と区分した。

←チョン・ウンチャン国務総理が13日午前、ソウル,小公洞のウェスティン朝鮮ホテルで開かれた韓国経済新聞ミレニアムフォーラムに参加し、特講をするのに先立ちしばし疲れた姿を見せている。チョン総理はこの日2010年核心国政課題と内閣運営方向に対し講演し「世宗市修正案を早い時期に立法予告する」と明らかにした。 連合ニュース

文書はこの中で‘ハードランディング’が最も実現可能性が高いと予想した。"政府案の発表直後‘Pファクター’が‘反対’を表明し世論調査結果に直接介入する状況は現在の世論推移から見る時‘政府案支持率’の大幅下落に帰結する可能性が高い" ということだ。続けて文書は‘ハードランディング’を防ぐため "友好的論調の大統領府出入り記者などを活用し‘特定政治指導者の発表直後の世論介入’が望ましくない旨を指摘する記者コラムを掲載" という事前広報戦略を政府に提示した。事実上、記者を広報に活用することを助言したと言える。文書はまた "‘Pファクター’が直ちに反対した時、忠清圏住民たちの上京闘争とハンナラ党の‘党分裂危機’,大統領のリーダーシップ弱化などの変数がかみ合わさり重大な危機状況が到来する" として "‘Pファクター’が熟慮できるよう礼節を守り非公開事前ブリーフィングをする政務プログラム" を稼動することを勧告した。

これと共に‘ハードランディング’の危機状況でも‘親朴系総力批判と広報広告大量投入’等の正面突破型高強度戦略よりは‘大統領の忠清訪問と親朴包容,対国民呼び掛け’等の低強度戦略を推進する必要があると提案した。高強度戦略が失敗する場合、李明博政府が取ることのできる次善策がなく‘原案受け入れ’という屈辱的状況に追い込まれる可能性が非常に高く、これは早期レイムダックに連結しかねないということだ。実際に朴前代表が去る12日に世宗市修正案に反対するという意を公開的に明らかにした以後、与党はイ大統領の忠清訪問などを検討し、朴前代表に対する直接的な批判を慎んでおり注目を集めている。

ソン・ウォンジェ記者

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/administration/398834.html 訳J.S