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韓国政府、「福島原発汚染水に関する韓日二者協議体」の構成を検討中

登録:2021-05-14 20:33 修正:2021-05-15 06:56
外交部当局者「IAEAの安全性検証とは別途」
4月13日、脱核市民行動など環境団体の会員がソウル市鍾路区の旧日本大使館の入り口で、日本の放射能汚染水海洋放出計画の中止を要求する記者会見とパフォーマンスを行なっている=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 韓国政府が日本政府による福島原発から生じた放射能汚染水の海洋放出決定と関連して、韓日二者協議体の構成を検討しているという。14日、外交部当局者が伝えた。

 外交部当局者はこの日、記者団と会い、「韓国政府は国際原子力機構(IAEA)を通じた(安全性)検証プロセスとは別に、韓国の立場を伝え、追加情報の提供を受けるための二者協議が必要だという立場」だとし、「そのために二者協議の開催案などを検討中」だと話した。

 韓国政府は、韓日二者協議体の構成と共に、福島原発の現場を直接訪問し、状況を把握する案も検討していると明らかにした。政府は関係部署タスクフォース(TF)を中心に福島原発汚染水への対応方案を検討してきた。政府は、日本政府も韓国など周辺国が福島原発汚染水と関連した情報提供を要求すれば積極的に応じると明らかにしたため、協議体構成の展望は否定的でないだろうとみているという。

 これに先立って日本政府は4月13日、福島第一原発のタンクに保管してきた放射能汚染水を海に流す計画を盛り込んだ「処理水の処分に関する基本方針」を閣議決定した。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/995250.html韓国語原文入力:2021-05-14 14:33
訳J.S

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