原文入力:2010-01-07午前08:04:24
住民たち 浸水被害 反発により
チェ・サンウォン記者
政府が洛東江の咸安堰建設にともなう周辺地域浸水被害を防ぐため、堰の高さを縮小する設計変更を積極的に検討していると明らかにした。これは政府が発表した‘4大河川事業’の初めての設計変更になる可能性が高い。
韓国水資源公社と慶南道は6日、慶南,咸安・昌寧・宣寧郡など咸安堰周辺地域の浸水被害を防ぐため当初7.5mで計画されている咸安堰の管理水位を5mに下げる方案を検討していると明らかにした。水資源公社は今月中旬に咸安郡庁で住民説明会を開き、管理水位調整方案を公開し住民たちの同意を得れば、今月末までに調整計画を確定し来月20日頃までに設計変更を完了する計画だと付け加えた。
キム・ヨンウ韓国水資源公社咸安堰担当チーム長は「設計変更を通じて咸安堰水門の高さを50㎝~1mほど低くし、管理水位を当初計画より2.5m低くすれば、堰建設で確保できる水量は1億3000万tから9000万tに減るが、堰のために浸水する周辺面積は当初の13.6平方kmから0.7平方kmに減る」と説明した。キム チーム長は「堰の規模縮小が確定したわけではないが、水資源公社内部では浸水被害を防げる最適方案という判断を下した」と付け加えた。
だが、咸安堰周辺地域の浸水被害可能性を初めて提起したパク・ジェヒョン仁済大教授(土木工学)は「管理水位を下げれば被害面積は減るだろうが、被害予想面積は13.6平方kmではなく43平方km」とし「水資源公社が期待するほどに被害を減らそうとするなら管理水位を3m以下に下げなければならない」と話した。
政府が昨年6月‘4大河川事業’マスタープランを発表した後、学界と環境団体の間で咸安堰が建設されれば、周辺低地帯の浸水可能性が高いという主張が提起され論難が起きていた。
昌原/チェ・サンウォン記者csw@hani.co.kr
原文: 訳J.S