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[2009政治この場面]‘からだの半分’見送った日 嗚咽するDJ

原文入力:2009-12-22午後09:55:00

イユ・チュヒョン記者

涙まで止めてしまうように5月の太陽はじりじりと照りつけていた。しかし心臓から溢れでる深い悲しみまではどうにもできなかった。"私のからだの半分が崩れたような心情" として盧武鉉前大統領の死を悼んだ金大中前大統領は5月29日、景福宮で開かれた盧前大統領の葬儀で悲痛に泣いた。悲しみでゆがんだ彼の顔と向き合いクォン・ヤンスク氏もあふれんばかりの悲しみを大粒の涙に吐き出す。

"とても小さい碑石一つだけ残せ"という遺言を残した盧前大統領が、みみずく岩から身を投げた後、全国で500万人の追慕の波が続いた。ボンハ村には黄色いリボン数千ヶがかけられ、彼を最後に見送った日、ソウル広場では黄色い風船が空を覆った。検察の不当な捜査に対する非難が起きたが検察は捜査着手背景や捜査内容が言論に流れ出た経緯などに対しては最後まで口を閉ざしたまま急いで捜査を終結した。

金前大統領は悲しみの中で座り込んではいなかった。無限競争の中に忘れられた民主主義の価値をくみ上げた。‘行動する良心’だけが歴史の退行を防げると訴えた。

だが盧前大統領を失った精神的衝撃は彼の衰えたからだを蝕んだ。特に2時間を超えて焼き付ける陽射しの中で進行された盧前大統領葬式を最後まで見守り無理をしたのが決定打となったと側近らは伝える。盧前大統領に向かって「あなたは冥土で、私は現世で、力を合わせて民主主義を守ろう」と言った彼だったが、盧前大統領が亡くなって僅か87日後に息をひきとった。彼が切実に望んだ‘民主改革勢力の団結’は未完の遺言として残った。

イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/394869.html 訳J.S