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[この瞬間] 2009 ‘ナンソゴン(*)’崖っぷちの暮らし

原文入力:2009-12-21午後09:01:24
再開発に追い立てられる貧民街撤去民

パク・ジョンシク記者

←転居を控えた12日夜、パク氏が新孔徳洞(シンゴンドクトン)の自宅前で暗くなった通りを見下ろしている。




←小雨が降った先月22日、パク氏が家から外を見ている。













←朴氏の夫人イ・某(54)氏が先月27日、テレビで李明博大統領の‘国民との対話’を見ながら目を瞑っている。





←パク氏夫妻が去る13日、多くもない引越し荷物をタライに入れて引越ししている。





大韓民国,首都ソウルの高地帯、いわゆる‘タルトンネ(月の村:貧民街)’ではいつも再開発が進行している。62才のパク・某氏は50年間暮らしてきたソウル,麻浦区,新孔徳洞の貧民街を立ち去らなければならない。日雇い労働者のパク氏は小さな家だが自分の家を持っていたが、生活がますます苦しくなり家を売り5坪余りの小さな家を借りて暮らしてきた。この地域一帯に再開発が始まり、パク氏の家の後方ではすでに高層アパートが建ち、道の向かい側の四つ角には超高層住商複合ビルが高く聳え立った。足が不便な妻と数十年を共に暮らしたパク氏は再開発組合の要求で去る13日にこちらを立ち去った。今日も家から追い出された人は路上に家を作っている。

(*)チョ・セヒの小説「小人が打ち上げた小さいボール」の略称。1970年代の韓国の産業化による撤去問題を扱っている。ちなみに孔徳洞にはハンギョレ新聞社もある。(訳注)

パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/394679.html 訳J.S