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ソウル市、14日から臨時検査所設置「コロナが不安なら誰でも、無料で匿名検査を」

登録:2020-12-14 08:48 修正:2020-12-14 09:18
ソウル市臨時選別検査所56カ所、14日から運営
ソウル中区のソウル駅広場に中区区役所の関係者らが新型コロナ臨時選別検査所を設置している=ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 症状の有無や疫学的な関連がなくても、誰でも無料で新型コロナウイルスの診断検査を受けられる臨時選別検査所が、14日からソウル市の56カ所に設置される。ソウル市は13日、今月10日に中央防疫対策本部が発表した「首都圏集中検査期間」対策の一環として25自治区と協議し、臨時選別検査所を開くと発表した。14日にはまず21カ所を開き、順次、残りの35カ所を開く計画だ。

 設置される場所は、流動人口の多い主要な地下鉄の乗換駅と、混雑せず誰でもアクセスしやすい公園、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)の強化で運営中止となった公共施設の駐車場など。各検査所には医療スタッフ2人(軍医官1人、看護士1人)が配置され、行政管理のための人員も5人以上投入される。

 鼻の中に検査装備を入れて検体を採取する「鼻咽頭塗抹(PCR・遺伝子増幅検査)技法」を原則的に使うが、関連症状があるため早い確認が必要な場合、30分以内に判断できる「迅速抗原検査」を利用できる。鼻からの検体採取が難しい場合には唾液PCR検査も使うことにした。

 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は「大規模な先制検査を通じて地域社会の無症状感染者を早めに発見して隔離してこそ、現在の第3次流行をさらに大きな被害なく管理することができる」とし、「本人が無症状感染者なら、最も近い家族や友人、同僚が取り返しのつかない被害を受ける可能性があるため、積極的に検査に参加していただきたい」と述べた。

パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/974023.html韓国語原文入力:2020-12-13 20:05
訳C.M

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