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オム・ギヨン-キム・ウリョン 合意決裂

原文入力:2009-12-15午後07:41:53
MBC本部長 選任ための理事会・株主総会 霧散
オム社長 人選案 提示したが
放送文化振興会 "協議したことと違う"

イ・ムニョン記者,キム・ミョンジン記者

←オム・ギヨン<文化放送>社長が15日午前、ソウル,太平路のコリアナホテルでキム・ウリョン放送文化振興会理事長に会った後ホテルを出ている。この日こちらで予定された<文化放送>役員選定のための放送文化振興会理事会は開催できなかった。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

<文化放送>(MBC)本部長選任のための放送文化振興会(放文振)理事会および臨時株主総会が労組の阻止とオム・ギヨン-キム・ウリョン間の見解の相違で失敗に終わった。

放文振理事会は15日午前8時、ソウル,中区コリアナホテルで最近解任した本部長4人の代わりをする新役員を定める予定だったが、労組が理事たちのホテル出入りを阻み会議を開催できなかった。放文振スポークスマン チャ・キファン理事は「労組の違法的な力の行使により理事会が成立せず放文振理事会が延期された。深刻な遺憾と考える」と明らかにした。理事会の霧散により昼12時ソウル,小公洞のロッテホテルで開かれる計画だった臨時株主総会も延期になった。放文振はなるべく早い時期内に理事会および株主総会日程を再度決める方針だ。

理事会の霧散は形式的には労組阻止のためだったが、本質的にはオム・ギヨン文化放送社長とキム・ウリョン放文振理事長間の意見不一致のためという分析が支配的だ。この日午前8時10分頃、ホテルに到着したオム社長は前を防いで立ったイ・クンヘン労組委員長に「(キム理事長の)要求をみな拒否した。私の考え通り貫徹する」と話した後、中に入り、労組集結前にあらかじめ到着していたキム理事長と一部理事らに会った。この席でオム社長が前夜遅くまでキム理事長と議論し選んだ役員名簿を拒否し、新しい名簿を提示し結局最終合意が決裂した。チャ理事は「前日の協議を通じて(オム社長とキム理事長が)単一の案に達し、(キム理事長が)相当部分でオム社長の要求を受け入れたのに、オム社長が(4人)全員の名簿を再び提示し単一案用意が失敗に終わった」と説明した。

労組は声明を出し「キム理事長は昨日までオム社長の意を最大限尊重すると言ったが、今朝オム社長の人選案が気に入らないとし、理事会を決裂させ臨時株主総会も延期してしまった」と批判した。キム理事長は前日‘オム社長意見尊重’および‘学縁・地縁排除’という人選原則を約束した経緯がある。

オム社長の行動が‘これ以上放文振要求の言いなりにはならない’という意なのかは明らかでない。最近、オム社長と通話した前職放文振理事は「オム社長が‘4人の役員選任で私が選択権を行使する’と話した。自身の意が受け入れられなければ辞退するという言葉と聞くこともできるので、本心なのか社内外の反発を意識した‘フリ’なのかは確実でない」と伝えた。

労組は去る10日、放文振のオム社長留任決定直後からオム社長を‘植物社長’と規定し、‘すべての労使関係断絶’を宣言した状態だ。うわさどおり放文振の意が貫徹される形で新本部長が満たされる場合‘オム社長退陣’を要求する可能性もある。ムン・ソヒョン労組広報局長は「誰が本部長に出てこようが放文振から承認を受けた落下傘にならざるをえない」とし、新本部長らが自主辞退する時まで反対闘争に突入すると明らかにした。

イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/393515.html 訳J.S