原文入力:2009-12-16午前07:42:57
国土管理庁 "浚渫土 積置場で立体的農村景観 形成"
"かえって景観・環境 き損" 批判
イユ・チュヒョン記者
←浚渫土積置場 例示も。 国土管理庁資料.
政府が4大河川事業過程で作られる数十メートル高さの浚渫土積み置き場事業環境性を検討し "農村で立体的で垂直的な人工景観を形成することができる" と評価したことが明らかになった。しかし、これは‘無理強い春香'式の論理だという批判を受けている。
<ハンギョレ>が15日入手した‘洛東江再生2圏域骨材積置場造成事業の事前環境性検討書’によれば、「洛東江再生2圏域で発生する浚渫土は河川辺に位置した17ヶの積置場に移動し処理する計画」として「土砂の山の積み置きにより既に形成された水平的な農村景観に立体感のある垂直的な人工景観を形成すると判断される」と書いた。
この検討書は国土海洋部傘下釜山地方国土管理庁が先月16日に洛東江流域環境庁に提出した報告書で、事業施行による影響予測,事業地区景観管理方案などが出ている。
クァク・ヒョン民主党専門委員は「洛東江2区域は亀尾・尚州・安東など洛東江上流に該当する地域で大部分が川辺に作られる浚渫土積置場は積み上げ高さが10~50mに達する巨大な構造物」として「川底から掘りおこした土と石などを積み、景観を改善できるといった主張は全く相応しくない」と話した。たとえば亀尾月谷地区に作られる積み置き場の規模は高さ20~30mで面積が105万4千㎡であり、アパート11階の高さ,上岩洞,ソウルワールドカップ競技場(7140㎡)面積の148倍に及ぶ。
こういう批判を意識したからか、報告書は「事業施行時に発生する土砂流出および景観的異質感発生などの影響が予想される」という内容も入れた。またこれに対する解決方法として「周辺自然環境と類似の色彩で土砂流出防止膜および防塵覆いを計画し、浮遊土砂の発生抑制および景観性向上を企る」という計画も明らかにした。
こういう内容は国土部傘下ソウル地方国土管理庁が漢江流域環境庁に送った報告書でも同じように繰り返されている。ここでも浚渫土積置場が「水平的な農村景観に立体的な人工景観を形成するだろう」と評価された。
しかし専門家たちの間には、浚渫土積置場が自然景観だけでなく生活環境・生態環境を傷つけると憂慮する声が高い。パク・チャングン関東大教授は「積置場が民家付近にあれば、トラックが行き来し出す騒音公害が避けられず、洪水の時に無断放流される混濁物が生態系かく乱を起こし農作物にも被害を与えるだろう」と話した。
イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/393641.html 訳J.S