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BTS（防弾少年団）が20日午前、ソウル中区の東大門デザインプラザで開かれたニューアルバム発表記者懇談会でポーズを取っている/聯合ニュース

　大衆文化芸術分野における優秀者の軍隊徴集・召集延期が満30歳まで可能になるようにする兵役法改正案が国会国防委員会を通過し、BTS（防弾少年団）などの入隊延期が「満30歳」まで可能になる見通しだ。BTSの企画会社であるビックヒットエンターテインメントは、チームの最年長者であるジン（28）が大学院進学などを理由に満29歳になる2021年まで入隊延期が可能になると予想していたが、法案が通過すれば2022年まで活動できるようになる。

　国会国防委は20日、全体会議で、大韓民国の対内外的地位と品格を高めることに大きく貢献したと認められる大衆文化芸術分野の優秀者に対する徴集と召集の延期が可能な兵役法改正案を通過させた。この法案は、国会法制司法委員会の体系審査・字句審査と本会議の通過手続きが残っているものの、与野党の見解の違いは少なく、そのまま成立する可能性が高い。

　政府も検討に値するという立場だ。先月の国政監査でモ・ジョンファ兵務庁長は、野党「国民の力」のハ・テギョン議員が大衆文化芸術家の兵役延期などに対する立場を尋ねると、「（兵役特例のような）代替服務はこれ以上拡大してはならず、縮小しなければならない」としながらも「（大衆文化芸術分野の優秀者に対する）最も高い水準の推薦基準を設けるとともに、入隊を延期できる年齢の上限を定める方策について国防部や文化体育観光部などの関係省庁と協議している」と述べた。大衆文化芸術家の入営延期は検討する価値があるという立場を明らかにしたわけだ。

　BTSが今年8月、米ビルボードのメインシングルチャートでトップにのぼるなど、世界的な人気を集めると、国会では、純粋芸術家やアスリートには兵役特例があるものの、大衆文化芸術家にはこのような特例が適用されないとし、公平性に対する問題提起が出始めた。これに続き、共に民主党のチョン・ヨンギ議員が今年9月、BTSなど大衆文化芸術家の兵役延期を満30歳まで認める兵役法改正案を代表発議している。