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韓国国民の42%「新型コロナで体重増」…「毎週150分以上」の早歩きを

登録:2020-10-26 02:28 修正:2020-10-26 09:06
「韓国人のためのウォーキング指針」発表
ゲッティ・イメージバンク//ハンギョレ新聞社

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により日常生活の中での身体活動が減ったことで、肥満が増加する危険性が高まる中、保健当局は「規則的なウォーキング」を積極的に勧めている。会話ができる程度の速い速度では毎週少なくとも150分、会話が難しい非常に速い速度では75分が推奨の運動量だ。

 保健福祉部と韓国健康増進開発院は25日、こうした内容の「韓国人のためのウォーキング指針」を公開した。規則的なウォーキングはあらゆる死亡・肥満のリスクを減少させるとともに、8大がん、心臓病、認知症、糖尿病などの疾病の発症危険度を下げる効果がある。いつでもどこでも社会的距離を保ちながら実践できるという長所もある。

 健康増進開発院が今年、成人1031人を対象として実施した「健康投資認識調査」の結果によると、回答者の32.9%が「COVID-19で、現在は十分な身体活動ができていない」と答えた。COVID-19以降の生活の変化として「体重増加」を挙げた回答者も全体の42.1%に達した。近年は成人の肥満率が増加(2014年30.9%→2018年34.6%)している一方、身体活動は減少(2014年58.3%→2018年47.6%)している中で、COVID-19という「悪材料」が加わったかたちだ。

 同指針は、成人を基準として、早歩きを毎週150分、非常に速い早歩きは75分を推奨する。速度を増減させながら歩く時は、普通の早歩きの2分を速い早歩きの1分と計算すれば良い。運動量と同様に正しい姿勢も重要だ。肩と首の緊張をほぐし、腰や骨盤の痛みを防止するためだ。指針が推奨する正しい姿勢は、視線は10~15メートル前方に向け、▽呼吸は自然に鼻から吸って口から吐く。▽あごは胸側に引きぎみにし、上半身は前方に5度傾ける。▽体はまっすぐに立て、肩と胸を開く。▽腕は前後に自然に振るが、肘はL字またはV字に軽く曲げる。▽足は11を書くようにし、両膝が擦れるような感じで歩く、などだ。

 指針は、COVID-19を予防するため、歩く時は他の人と2メートルの距離を保ち、マスクをするよう呼びかけている。ただし呼吸が苦しければ、人のいない場所に移動し、マスクをしばらく脱いで休息を取ればよい。

イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/967100.html韓国語原文入力:2020-10-25 11:59
訳D.K

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