原文入力:2009-12-10午後07:16:03
報道・編成・製作・経営本部長解任…監事など‘放送と無関係’3人は留任
"ニュース・プログラム 評価" …‘コード理事’布陣すればオム社長の立場縮小 明確
イ・ムニョン記者,パク・ジョンシク記者
←イ・クンヘン<文化放送>労組委員長(後列中央で話している人)と労組員たちが10日午後、ソウル,汝矣島の放送文化振興会会議室でキム・ウリョン理事長(左側後ろ姿)等、放文振理事らに「理事会が誤った選択を下す場合、破局を呼ぶ恐れがある」と話している。オム・ギヨン文化放送社長など経営陣の再信任可否を議論するために開かれたこの臨時理事会でソン・ジェジョン報道本部長など4人の役員が解任された。パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr
放文振はスタート初期から文化放送の報道と時事プログラムの政府批判的内容を‘わい曲・不公正報道’と批判し、不快感を隠さなかった。特にハンナラ党の推薦を受けたキム・グァンドン理事は、報道本部の‘ニュースデスク’,‘時事マガジン2580’,‘ニュースフー’と製作本部の‘PD手帳’を統廃合しなければなければならないと主張もした。放文振のチャ・ギファン理事(理事会スポークスマン)は‘解任役員の決定にニュースとプログラムに対する評価が反映されたか’という質問に「表決結果が語っている」という言葉で評価が反映されたことを遠まわしに認めた。パク・ソンヒ,経営本部長の解任には‘放漫経営’に対する責任論と、公正放送担保条項を含む団体協約案改定不備にともなう不満が込められたと見られる。
反面、放文振はオム・ギヨン社長は留任させた。世論の強い批判を意識した選択と見える。オム社長を解任した場合、来年の地方選挙を控えもたらされる世論悪化を負担と感じたというのが大半の意見だ。企画調整室長と監事,技術本部長などオム社長以外に留任となった役員らが放送に直接関与する人々ではないという点も注目に値する。放文振としてはオム社長を留任させ、世論批判は和らげながらも文化放送の色を変えるために実際にプログラム製作の責任を負う役員たちをみな変えたという解釈が可能だ。
今後、オム社長の立場は一層縮小されることが明らかだ。チャ・ギファン理事は「後任理事はオム社長とキム・ウリョン理事長,正修奨学会理事が集まり、各界の意見を慎重に考慮して選任する」と明らかにしたが、放文振はオム社長を包囲する経営陣構成を通じて政権の意志と影響が反映されるシステムを用意するものと展望される。
文化放送労組は理事会の結果に強く反発し、この日からキム理事長退陣闘争に突入した。労組はこの日午前、記者会見を行い「政権とコードを合わせた自分たちの一方的な要求をきちんと履行しなかったという理由で公営放送の経営陣を好みに合わせて変えるという発想は決して容認できない」とし「放文振がMBC直轄統治体制を宣言した以上、キム・ウリョンをこれ以上は放文振理事長と認定できない」と明らかにした。全員解任か一部解任かは重要でないという立場だ。イ・クンヘン労組委員長はキム理事長退陣闘争方式で全面ストライキの可能性まで開いておいた。
この日、放文振内外は緊迫した動きを見せた。労組組合員50人余りは午前からキム理事長との面談を要求し放文振事務室で座り込みを行う一方、キム理事長の理事会場への移動を遮断した。キム理事長は当初、金浦空港近隣のあるホテルで開こうとしていた放文振理事会を放文振事務室に急遽変更し、建物主の要請で出動した警察官30人余りは1階ロビーと6階の放文振事務室前で出入りを統制し労組員らと衝突を起こした。組合員たちは理事長面談を拒否されるや放文振職員らを突破し理事会場に入った後「わき腹に刀を突き立て忠誠の誓いを要求するなら、破局に突き進むほかはない」と強く抗議した。 イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/392630.html 訳J.S