原文入力:2009-12-09午後11:34:57
68年武装共産軍キム・イクプン氏, イ・スンボク追慕祭を訪ね容赦求める
オ・ユンジュ記者
江原道,平昌郡のイ・スンボク墓地で開かれた‘イ・スンボク第41回期追慕祭’に思いがけない客が現れた。キム・イクプン(68)氏だ。41年前の1968年12月9日蔚珍・三陟に浸透し、江原地域の山奥の小学生だったイ・スンボク(当時9才)君を殺害した北韓偵察局所属武装共産軍のひとりだ。当時、共にきた120人の内、113人は射殺され5人は捕まりキム氏など2人は自首した。
キム氏は「早く来るべきだったのに今になってしまい申し訳ない」とし「時間を作って頻繁に訪れるようにする」と話した。追慕祭に参加した後、キム氏はスンボク君の兄のハックァン(55)氏夫妻など遺族を訪ねて頭を下げ、丁重に謝罪した。ハックァン氏夫妻もキム氏の手を握り、41年ぶりにわだかまりを解いた。ハックァン氏は「キム氏も理念・指示によりしたこと」として「これから生きてゆくのも大変なことが多いでしょうに、過ぎたことは忘れて元気に長生きしてください」という言葉でキム氏を許した。
この日の容赦と和解はパク・ヨンフン(52)イ・スンボク記念館長が斡旋した。パク館長はキム氏が80年代に反共講演などをし最近はソウル近郊で厳しい暮らしをしているという消息を聞き、キム氏とスンボク君の和解を薦めた。キム氏は去る10月22日午後、イ・スンボク君の墓地を訪ね、当時一緒に亡くなった母親と2人の弟(妹)の墓地にいちいち杯を捧げあらかじめ謝罪をした。パク館長は「今からでも事件当事者が現れ、謝罪をしてスンボク君など亡くなった英霊たちの魂が少しでも慰められたら良い」として「遺族たちが容赦をする姿には粛然とする思いがした」と話した。
オ・ユンジュ記者sting@hani.co.kr
原文: 訳J.S