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南北比較発言 解職教師 30年ぶりに‘民主化’認定

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/392450.html

原文入力:2009-12-09午後08:49:21
裁判所, 名誉回復 判決

ソン・ギョンファ記者

"先生、我が国と北韓が戦えばどちらが勝ちますか?" 1976年2月9日、京畿道安城中学校2学年3組教室。冬休みが終わった始業日、59人の生徒たちは担任の先生であるキム・某(当時40)氏に‘始業初日なので授業の代わりにおもしろい話をしてください’として、質問を浴びせた。キム氏は「ミグ 500機の北韓の空軍力は、ファントム 4機の韓国よりはるかに優勢だ」と答えた。キム氏はまた「我が国が北韓に踏み込むことができないのは、韓国の経済成長率が北韓より実際低いため」という話もした。誰かの申告でキム氏は警察の調査を受け、3ヶ月後にソウル地方裁判所水原支部は‘大統領緊急措置および反共法違反’疑惑でイ氏に懲役2年を宣告した。イ氏はその年12月28日に解職された。

30余年後、キム氏は民主化運動関連者名誉回復および補償審議委員会に名誉回復申請をしたが、去る7月委員会は‘不承認決定’を下した。"原告の行為は権威主義的統治に対する抵抗とは何の関連性もなく、民主化運動の範疇に含まれない」という理由だった。だが裁判所はキム氏の手をあげた。

ソウル行政法院行政14部(裁判長 ソン・ジヨン)はキム氏が出した名誉回復不認定決定取り消し請求訴訟で、原告勝訴判決をしたと9日明らかにした。裁判所は「一部に誇張されたり確認されていない内容が含まれているものの、当時の権威的軍事政権が国民の自由と権利を抑圧し事実を糊塗して、いかなる批判的言動も許さないことに対しキム氏が自らの所信に基づき主張をしたこと」として「有罪判決理由となった批判発言はその動機と目的などに照らし民主化運動から始まったものと見られる」と判断した。

ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr

原文: 訳J.S