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検察, ハン・サンユル 金品授受 知っていながら‘知らないフリ’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/391956.html

原文入力:2009-12-07午後06:55:20
パク・チウォン議員“関連陳述書・リスト入手”
“シンソン海運に5千万ウォン”陳述受けても出国させ
ハン・ミョンスク事件と対比, 政治検察 論難 再点火

イユ・チュヒョン記者

検察がシンソン海運ロビー事件捜査過程で、ハン・サンユル前国税庁長に税務調査の撫摩代価として金品を渡したというシンソン海運関係者の陳述を受け取ってもまともに調査しなかったという主張が出てきた。参加政府核心要人のハン・ミョンスク前国務総理が金品授受疑惑で召還調査を控えているという‘検察発の言論記事’があふれる状況と相まって‘政治検察’論難に再び火がついている。

パク・チウォン民主党議員は7日、国会法制司法委員会で「昨年2月22日、チョン・サンムン前大統領府総務秘書官の婿であるシンソン海運理事イ・某氏がソウル中央地検で述べた調書などのリストによれば、2004年総理室査察チームに出向した検事とソウル中央地検高位幹部に2億ウォン、ハン前庁長に5000万ウォンを与えたなどの内容が記録されている」とし「この陳述書とリストを入手した」と明らかにした。パク議員はまた「検察はこのように(ハン前庁長と関連して)明白な陳述とリストを持っており絵画ロビー疑惑もあるのに、なぜ召還調査もせず(米国に)ゆうゆうと出国させたのか」として「ハン前庁長がイ・ミョンバク大統領の大統領選挙戦資金関係を知っているので、その時から世話を見たのではないか」と問い詰めた。

民主党指導部は検察が生きている権力の顔色を伺い、現政権関連事案については返すように対応しているとし、検察を集中糾弾した。実際ハン・ミョンスク前総理関連事件は連日‘検察発の言論報道’が続いている反面、イ・ミョンバク大統領の姻戚企業である暁星グループの秘密資金捜査は遅々と進まない。ソン・ヨンギル民主党最高委員はこの日の最高委員会で「盧武鉉前大統領事件の時、当時問題の核心はパク・ヨンチャという人が税務調査撫摩名目で現政界の実力者にロビーしたとのことだが、イ・サンドク ハンナラ党議員のような実力者は召還調査もせず、以後に挟み込みでチョン・シニル セジュンナモ会長を取引するように捜査し、今度は暁星秘密資金事件と豪華コンドミニアム買い入れ事実が明らかになったのに、検察は捜査しなければならないとあらましの話だけしている」と批判した。ソン最高委員はまた「検察はノ・フェチャン進歩新党代表が三星エックスファイルにある内容を公開したとして起訴までしたではないか。いったいハン・ミョンスク前総理事件を誰が流したのか明らかにしなければならない」と話した。

パク・ジュソン最高委員も「野党政治家に対しては被疑事実公表罪を犯しながらもイメージ損傷させることに余念のない検察が、与党政治家に対しては捜査を適当にして覆いかくせずに焦っている」とし「検察の名誉と自尊心のためにも政界の侍女の役割に終止符を打つ時が来た」と話した。

パク・ギョンシン高麗大法大教授は「検察の政治偏向論難は盧武鉉前大統領の死以後に煮え立ったが、半年近く過ぎた今も変わったことは何もない」とし「政界で再び検察改革問題を提起しなければならない」と話した。 イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: 訳J.S