原文入力:2009-12-04午後10:31:07
ハン前総理 "朝鮮日報 反論掲載しなければ法律対応"
参加政府要人 "盧前大統領を死に追い立てた手法と全く同じ"
ソン・ホジン記者
←イ・ヘチャン前総理(中央)とユ・シミン前保健福祉部長官(左),イ・ビョンワン前大統領府秘書室長が4日午後、ソウル,麻浦区,合井洞の盧武鉉財団事務室で記者会見をしている。これらは「検察がハン・ミョンスク前総理の金品授受説を<朝鮮日報>に流したことは、野党圏の有力ソウル市長候補の粗捜ししようとすること」として検察を批判した。キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr
記者会見場所は正式な開所式もできない‘盧武鉉財団’事務室だった。イ・ヘチャン前国務総理,ユ・シミン前保健福祉部長官,イ・ビョンワン前大統領府秘書室長など、参加政府出身の中心人物3氏が出席した。イ前総理は「きっぱりと粉砕する」という話で激昂した心境を現わした。
ハン前総理の‘金品授受説’が流れ出たことに対し、4日親盧人士と民主党が‘政治工作’として強力に反発した。参加政府代表者であり、野党圏の有力なソウル市長候補であるハン前総理の道徳性に損傷を与え、野党圏の来年度地方選挙戦略に支障を与えようとする狙い打ち捜査だというものだ。また、李明博大統領姻戚企業家の暁星秘密資金事件,イ大統領の実兄であるイ・サンドク議員の名前が取りざたされるハン・サンユル前国税庁長に絡む各種疑惑,与党要人がかかわったゴルフ場ロビー事件など、現政権の権力型不正を‘水薄め’しようとする下心ではないのかという疑問も現われている。
当事者であるハン前総理はこの日報道資料を出し「真実は私と共にいるので良心に恥ずることは何もない」とし、記事を報道した<朝鮮日報>に反論権を要請した。彼女は「月曜日(7日)に反論を掲載しなければ法的責任を問う」と明らかにした。彼女は金品授受説が事実無根なので解明する必要もないとし、反論記者会見場には出てこなかった。
彼女の代わりに会見場に出てきたイ・ヘチャン前総理は「あくらつで狡猾な政治工作」として「盧武鉉前大統領が亡くなり僅か6ヶ月余りなのに、再び参加政府出身総理に対しこういう行為を行うならば絶対に容認しない」と話した。ユ・シミン前長官も「盧武鉉前大統領を死に追い込んだ時と同じ動機,同じ方式で政治的工作を始めたと見る」として企画捜査疑惑を提起した。
参加政府の人々は‘市民主権会’を作るなど市民参加政治運動を展開してゆく自分たちを揺るがそうとする検察の策略と見ている。参加政府関係者は「盧前大統領の葬儀を行って間もなく今度は喪主を捕まえるという極悪非道な行為」と話した。盧武鉉財団関係者は「(お金を渡したと述べた者と)ハン前総理は知人の紹介で軽い面識はあるが、金を受け取るようなことはしなかったと話した」と伝えた。参加政府人士はイ・ヘチャン前総理を委員長にした‘ハン・ミョンスク前総理に対する工作阻止非常対策委員会’を設けることにした。
ハン前総理が常任顧問を引き受けている民主党も‘地方選挙用企画捜査’として反発して出た。イ・ミギョン事務総長はこの日の拡大幹部会議で「ハン前総理が強力な民主党ソウル市長候補として支持を受けている時に、検察が確認されてもいない事実を流し実定法に違反している」と話した。民主党の核心党役員は「ハン前総理に電話をかけ確認したところ‘100%違う’と言い、党次元で強硬対応することにした」と話した。
だが民主党は今回の金品授受説の方向がどこへ流れるのか内心気遣う雰囲気だ。検察が言論を通じ疑惑をちびりちびりと流し、ハン前総理が具体的事実で反論する‘ピンポンゲーム’を行い、ややもすると盧前大統領逝去以後に支持度が急上昇したハン前総理のイメージに疵がつかないか憂慮している。 ソン・ホジン記者dmzsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/391589.html 訳J.S