原文入力:2009-12-03午後09:02:57
2段階‘抽選’原則破り‘居住者 優先配分’
“同じ学区でも行きたい学校行けない”反発
ユ・ソンヒ記者
ソウル,江西区,禾谷洞に住む中3父母ユ・某氏は、先日子供が学校から持ってきた家庭通信文を見て絶望した。通信文には‘高校選択制2次配分でも交通便宜などを考慮し近隣居住者を優先配分する’という内容が含まれていたためだ。ユ氏は「居住者を優先配分すれば、同じ学区でもうちの子が木洞にある学校に志願すれば100%落ちる」として「望む学校を選択することができると広報をしておき、結局は居住地別配分をした過去の制度と何が違うのか」と反問した。
ソウル市教育庁が今年から施行する‘高校選択制’を控え、当初広報と異なり‘居住者優先配分原則’を一歩遅れて適用し論議がおきている。
3日ソウル市教育庁と父母らの話を総合すれば、市教育庁は当初1段階で単一学校群(全体学校の中で2ヶ所選択)で20%、2段階一般学校群(居住地学区学校内2ヶ所選択)で40%を無作為抽選することにしていたが、2次配分では交通の便と居住地を考慮し近隣地域の生徒を優先配分することにした。残り40%の生徒たちは3段階で強制配分する。
このようになれば人気が高く生徒たちが多く集まる江南・木洞・中渓洞などいわゆる‘学院密集地域’の学校の場合、同じ学区に属していても相対的に通学距離が遠い生徒は望む学校に配分される可能性が大幅に低くなるほかはない。例えばユ氏のように江西区,禾谷洞に住んでいる場合、陽川区,木洞と学区は同じだが通学距離が遠く未達にならない限り木洞地域の学校に配分を受けるのは難しい。
中3の子供を持つ道峰区のある父母は「結局、学習環境が良い学校はその地域に住む裕福な家庭の学生たちに優先選択権を与えるという意図ではないのか」として「広報だけたくさんしておき、結局一部学生たちの既得権を守るために父兄と学生を愚弄した形」と話した。
これに対して市教育庁関係者は「2次模擬配分の結果、木洞など一部地域学校は競争率が20~30対1まで沸き上がることが明らかになった」として「学級当たり人員を40人まで増やし学級数も可能な限り多く配分することにしたが、うまくいかないようでこういう対策を用意した」と弁明した。この関係者は「居住地から遠い学校に配分される学生を最小化しようという意であるだけで、特定地域の生徒たちに配慮する次元ではない」と付け加えた。
ユ・ソンヒ記者
原文: 訳J.S