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"労組活動も大統領の顔色を見ろって?"

原文入力:2009-12-02午前08:28:58
逮捕令状 発給されたキム・ギテ鉄道労組委員長
政府, 労-使調整より‘労組の悪癖を直す’考えばかり
高年俸職員 ごく少数…ストライキ開始後 会社側 口を閉ざす

チョン・ミニョン記者,キム・ジョンス記者,キム・テヒョン記者

←キム・ギテ全国鉄道労働組合委員長が1日午後、ソウル,永登浦区の民主労総で開いた言論とのインタビューで鉄道労組ストライキの不可避性を話している。 キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr

"法を守ってストライキをしても、大統領が立ち上がって不法に追い詰める、今は労働組合活動も大統領の顔色を見ろというのですか?"

11月26日に始まった全国鉄道労働組合ストライキを主導した理由で逮捕令状が発給されたキム・ギテ(写真)鉄道労組委員長は1日<ハンギョレ>と会い「今回のストライキは必須維持業務人員を残しておくなど法的手続きをすべて踏んだ極めて合法的で平和的なストライキ」として「それでも政府は公権力まで動員し不法ストライキに追い込んでいる」と主張した。彼は「政府は労使合意を調整することより‘今回の機会に労組の悪癖を直しておこう’という考えがさらに強いようだ」と話した。 以下はキム委員長との一問一答.

-‘公企業先進化’という政府施策に反対した政治的目的の不法ストライキという主張があるが?

"政府が言う公企業先進化の内容を見てみれば、定員縮小,賃金制度改編など組合員らの勤労条件と直接的に関連する懸案が大部分だ。内容を見ずに政府政策に反対したという理由だけで不法ストライキだと見ることはできない。"

-ホ・ジュンヨン KORAIL社長は‘良い勤労条件の職員らにストライキをする名分がない’と言ったが?

"職員3万人余りの中で高い年俸を受け取っている人はごく少数に過ぎない。その上、不規則な勤労環境など鉄道業務の特殊性は考えずに定年退任を控えた少数職員の年俸を挙げて社長が問題提起をするのは道理に合わない。"

-会社が団体協約改定を望む理由は何だと考えるか?

"成果年俸制や賃金ピーク制,地域転換配置を容易にできるよう人材を配置するということだ。労組もそれを全面的に否定しはしない。だが労働者の勤務条件と直結する問題であるだけに十分な協議が必要だということだ。"

←鉄道労組ストライキ6日目の1日午後、ソウル,龍山区,漢江路の全国鉄道労組事務室で労組員たちが政府の鉄道労組ストライキ関連談話放送を視聴している。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr


-ストライキ以後会社との交渉は?

"ストライキ開始後も絶えず会社側に交渉を要求してきたが、なんの返答もない。"

-ストライキが長びくことを心配する声も多い。

"(ストライキをしながら)最も気にかかることが鉄道ストライキに対する国民の視線だ。だが交渉途中で会社が一方的に団体交渉を打ち切る状況でストライキは避けられない選択だった。会社に労組と対話するという意思を全く見られないので私たちも苦しい。会社側が真正性を持って労組と対話に出てくるならば私たちがストライキに固執する理由があるだろうか。"

チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/390963.html 訳J.S