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ソウルの若者「賢い槐山暮らし」…週4日働いて1日はボランティア

登録:2020-04-16 02:49 修正:2020-04-16 07:41
ソウル市-槐山、都市と農村の協力プロジェクト推進 
「若者には雇用…地域には活力」に期待 
「ソウル市-槐山郡-企業」月220万ウォン支給
ソウル市のパク・ウォンスン市長(左)と槐山郡のイ・チャヨン郡守は昨年7月、友好協力協約を結んだ//ハンギョレ新聞社

 ソウルの若者たちが忠清北道槐山(クェサン)で田舎暮らしを始める。

 槐山郡はソウル市とともに都市青年地域共存雇用事業の一つとして「清浄プロジェクト」を推進すると15日に発表した。清浄プロジェクトは、ソウルの若者が槐山で働き、田舎暮らしをしつつ様々なボランティア活動を行う都市農村共生事業だ。

 オンライン面接などを通じてソウルの7人の若者が選ばれた。彼らは槐山地域の5つの農業関連企業で働く。彼らは週4日(32時間)企業で働き、1日は地域児童センター、福祉館などで地域の子ども、青少年(韓国ではだいたい中高生くらいの年齢を指す)、高齢者のためのボランティア活動を行う予定だ。槐山郡経済課のチ・ミヨン主務官は「当初40人が応募してくるなど人気を集めたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で申請が少し減った。30日まで追加募集をする計画」と述べた。

 槐山は彼らの田舎暮らしを「賢い槐山生活」と呼ぶ。ソウルの若者にとっては良い働き口になり、田舎は都市の若者が地域に活力を吹き込んでくれると期待している。彼らは週4日働いて、月給220万ウォン(約19万5000円)を受け取る。ソウル市などが185万ウォン(約16万4000円)、槐山郡が16万2千ウォン(約1万4300円)を支給し、企業が負担するのは毎月18万8千ウォン(約1万6600円)のみ。

ソウル市民が槐山青川面のソウル農場で農村体験をしている//ハンギョレ新聞社

 ソウルと槐山は清浄プロジェクトと同時に交流も拡大していく計画だ。ソウルと槐山は昨年7月、農特産物の直接取引▽地域文化観光祭りの活性化▽就農や定着のための特別支援▽青少年体験交流▽青年自立相互協力などを盛り込んだ友好協力協約を結んだ。また槐山青川面(チョンチョンミョン)に造成された「ソウル農場」では、ソウル市民が農村体験をする。チ・ミヨン主務官は「彼らソウルの若者たちの賢い槐山生活が、都市と農村が共存協力するきっかけになることを期待する。これらの若者が槐山に定着すれば積極的に支援する計画」と述べた。

オ・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/chungcheong/937124.html韓国語原文入力:2020-04-15 13:41
訳D.K

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