今月15日の第21代国会議員選挙で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の自宅隔離者は、当日症状が見られない人のみ投票できる。投票所に移動する際は公共交通機関の利用が禁止され、徒歩や自動車で移動する際には担当管理者が1対1で同行しなければならない。
パク・ヌンフ中央災難安全対策本部(中対本)1次長は12日、定例ブリーフィングで「4月1日から14日まで保健所から自宅隔離通知を受けた方の中で、選挙当日COVID-19への感染が疑われる症状がない方が投票対象」だとし、中対本が同日決めた「自宅隔離者の投票関連防疫指針」を発表した。投票できる人を無症状者に制限したのは「選挙管理委員が感染の危険にさらされることを最小化するため」と説明した。韓国政府は13~14日、全国の自宅隔離者の投票意思を調査し、投票する意向を持っている人にこうした指針を適用することにした。
投票所に向かう自宅隔離者はマスクを着用し、徒歩や自家用車で移動しなければならず、公共交通の利用は禁止される。移動の際は、担当公務員が1対1で同行するのが原則だが、それができない地方自治体には自宅隔離アプリやメールで担当者に動線を知らせることもできる。
投票場に到着した自宅隔離者は、人との接触を最小化するため、別途の場所で待機し、他の有権者の投票が終わった後に投票できる。投票に行く自宅隔離者の外出許可時間は午後5時20分から7時までだ。
さらに中対本は、自宅隔離者が投票に参加する投票所には保健用マスクと手袋を着用した自宅隔離者担当者を配置し、自宅隔離者の投票過程を別途に管理する計画だ。彼らと接触する投票関係者はレベルDの防護服を着用する。