隔離施設を無断で離脱し、遊園地に遊びに行って摘発されたベトナム留学生3人が強制追放される。
法務部と全羅北道は9日、隔離措置に違反したベトナム留学生3人を強制出国させることにしたと発表した。3人は隔離中だった今月3日午後7時ごろ、居住地のワンルームを抜け出し、全羅北道群山市羅雲洞(クンサンシ・ナウンドン)の銀波湖水公園で5時間ほど滞在し、摘発された。
彼らは位置追跡を避けるため、居住地に携帯電話を置いて外出したが、有線電話の点検過程で明らかになった。友人同士である彼らは3月28日~4月1日の間に入国し、検体検査ですべて陰性判定を受けて隔離中だった。法務部はこのような事実を群山市から通報を受けて召喚して調べ、最近追放することに決めた。彼らは全羅北道で2番目の隔離違反であり、これまで違反は計4件・7人だ。
彼らは現在、群山の隔離施設に滞在しており、10日に法務部に身柄が引き渡される予定だ。全羅北道の関係者は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染防止のため、自宅隔離者は隔離義務を誠実に果たさなければならない。これを破った場合、無寛容の原則(ゼロ・トレランス)に基づいて厳重に対処する」と述べた。
全羅北道は職員16人で「自宅隔離者抜き打ち現場点検班」(4班)を設置し、今月10日から17日まで全羅北道地域14の市・郡の自宅隔離の管理実態を点検し、抜き打ちで自宅隔離者を現場訪問する予定だ。今月8日午後6時現在、全羅北道の自宅隔離者は1137人で、このうち国内発生は82人、海外からの入国は1055人だ。