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韓国国会議長、「共存のために自由貿易秩序を回復すべき」…日本の議会で輸出規制批判

登録:2019-11-05 06:08 修正:2019-11-05 08:28
ムン・ヒサン国会議長が今月4日午前、東京で開かれた主要20カ国・地域(G20)国会議長会議の開会式に出席している//ハンギョレ新聞社

 ムン・ヒサン国会議長が4日、「相互が緊密に連携された国際分業体系の中で自由で公正な貿易の原則を捨てると、協力を通じた共生繁栄の土台を維持できなくなる」として、日本の輸出規制を遠回しに批判した。

 ムン議長は同日、東京の参議院議員会館で開かれた第6回主要20カ国・地域(G20)議会首脳会議に出席し、「自由で開放的な公正貿易および投資促進」というテーマで講演を開き、このように述べた。ムン議長は「厳しいほど、根本に立ち戻らなければならない」とし、「自由貿易のルールの価値に対するG20議会の信頼と支持が必要だ」とし、G20諸国の同意を求めた。さらに、「今、世界は、自国の産業と雇用保護のための国家間の貿易摩擦の深刻化により、グローバル交易と投資が萎縮し、世界経済の不確実性が拡大している」としたうえで、「世界経済の共同繁栄の土台である国際分業体制も深刻な危機に直面しているため、共生協力の自由貿易秩序の回復に向けたG20の政策的関心と共同対応が切実に求められている時期」だと強調した。

 彼は「朝鮮半島の平和」についても強調した。ムン議長は「朝鮮半島に平和が定着し、北朝鮮が門戸を開けば、大陸経済圏と海洋経済圏が出会う主な要所が開かれることを意味する」とし、「海洋から大陸へ、アジアから欧州へと続くこの道は単純な交通ではない。世界平和と繁栄のレール」だと述べた。

 G20会議は、同日の1日間、自由で開放的な公正貿易および投資の促進▽人間中心の未来社会のための革新技術の利用▽世界的な挑戦課題及び持続可能な開発目標(SDG)の達成に向けた努力をテーマに開かれた。

 ムン議長は同日、会議に出席する前に記者団に対し、「韓日両国の国民や企業を対象に募金を行い、強制動員の被害者に金を支給する法案を作成した」と述べた。ムン議長は「日本国民(であれ)、韓国国民(であれ)、意思のある方なら誰でも(参加できる)」とし、「寄付金(であるため)、強制的に促さない」と付け加えた。

ソ・ヨンジ記者、東京/チョ・ギウォン特派員yj@hani.co.kr(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/915784.html韓国語原文入力:2019-11-05 02:30
訳H.J

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