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韓国検察、チョ前法務部長官の妻、チョン教授を逮捕

登録:2019-10-24 05:48 修正:2019-10-24 07:47
裁判所「犯罪容疑の相当部分が解明…拘束の相当性認められる」 
入試不正や私募ファンド、証拠隠匿の教唆など11つの容疑 
弾みがついた検察、チョ前長官を直接狙った捜査に拍車をかける見込み 
業務妨害、資本市場法違反、犯罪収益隠匿規制法違反など11の容疑で逮捕状が請求されたチョ・グク前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム教授が今月23日午前、令状実質審査を受けるためソウル地方裁判所に入ろうとしている=キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 チョ・グク前法務部長官の妻、チョン・ギョンシム東洋大学教授(57)が逮捕された。8月27日、検察の家宅捜索を皮切りに、チョ前長官の家族関連の捜査が本格化してから58日後のことだ。 チョ・前長官の家族をめぐる疑惑の中心人物であるチョン教授が逮捕されたことで、検察は捜査の正当性を一定部分確保できた。チョン教授の身柄を確保した検察は、チョ前長官を狙った捜査に拍車をかけるものとみられる。

 ソウル中央地裁のソン・ギョンホ令状専担部長判事は24日夜12時18分、「犯罪容疑の相当部分が解明され、これまでの捜査の経過に照らして証拠隠滅の懸念があり、拘束の相当性も認められる」として、チョン教授の逮捕状を発付した。チョン教授側は23日に6時間にわたって行われた令状実質審査で、「令状に記載された事実が歪曲されたか、誇張されており、法理的にも犯罪ではない」として、逮捕状請求の棄却を主張したが、裁判所は受け入れなかった。チョン教授の容疑と関連し、「資本市場法違反のうち、未公開情報の利用や犯罪収益隠匿の部分は他の人に責任を問える犯行ではない」として、逮捕状の発付に自信をのぞかせた検察は、チョン教授の逮捕は当然の結果だという反応だ。

 逮捕状の発付により捜査の最後の峠を超えた検察は、これからチョ前長官に対する捜査を本格化する見通しだ。検察は、チョ前長官がソウル大学法学部公益人権法センターのインターン確認書を偽造し、娘の入試に活用したと疑っている。実際23日、検察は、チョン教授の不正入試疑惑について説明し、「チョン教授と“家族”が社会的地位と人脈を利用し、虚偽のスペックを積み、これを入試に不正に使用した」と述べた。検察が言及した「家族」はチョ前長官を指すものと見られる。

 チョ前長官は、家族の資産管理人であるK氏が自宅のハードディスクを交替する際、「妻を助けくれてありがとう」と述べるなど、証拠隠滅を幇助(ほうじょ)した疑いもかけられている。検察は、チョ前長官が民情首席だった当時に行われたチョン教授の私募ファンドへの投資を知っていたかどうかについても調べる予定だ。チョ前長官が私募ファンド投資関連の内容を知っていながら黙認したなら、公職者倫理法違反が適用される可能性がある。これと関連し、チョ前長官は人事聴聞会などで、「ブラインドファンドなので、投資情報を提供してもらえなかった。知らなかった」と答弁した。

 チョン教授が拘束されたことで、政界の一部から提起された「過剰標的捜査」、「政治的捜査」という指摘は、多少力を失うものとみられる。これまで政府与党は検察捜査に不満を露わにしたが、検察は容疑の立証に自信をのぞかせてきた。検察捜査の“中間評価”とされてきた逮捕状の発給で、捜査チームは“捜査成果”に対する負担もある程減らすことができた。

 これに先立ち、検察は21日、業務上横領や資本市場法違反、証拠偽造教唆など11の容疑でチョン教授に対する逮捕状を請求した。

イム・ジェウ、チャン・イェジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/914384.html韓国語原文入力:2019-10-24 02:12
訳H.J

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