原文入力:2009-11-05午後08:09:31
記者らと会食で抽選イベント 400万ウォンばら撒く
ソク・ジンファン記者
←キム・ジュンギュ検察総長
キム・ジュンギュ(写真)検察総長が記者らとの会食の席で小切手と現金など400万ウォンを記者らに渡した事実が確認され波紋が予想される。このお金は検察総長が捜査チームや内部職員を励ますために使う特殊活動費の一部と知らされた。
キム総長は去る3日夕方7時頃からソウル,中区,獎忠洞の‘ソウルクラブ’宴会ホールで各報道機関のチーム長クラス出入り記者らを呼び食事をした。この席にはキム総長をはじめ計8人の最高検察庁幹部が出席し、新聞・放送などの記者24人が参加した。この日の行事はキム総長が去る8月末に就任した後、初めて用意した夕食会だった。
キム総長は夕食後、同じ場所で続けられた酒の席が終わる頃‘抽選’イベントを提案した。彼は同じ番号2つが書かれた紙一枚ずつを記者らに配り、記者らはこれを2枚に破り、内1枚を小さな容器に集めた。キム総長など最高検察庁幹部8人は席に戻り、容器に入れられた番号札を一枚ずつ選びその結果<ハンギョレ>等、8ヶ報道機関の記者が当選した。キム総長は当選した記者に順に封筒一つずつを渡した。
会食が終わった後にこの封筒を確認してみると、現金と小切手で50万ウォンずつが入っていた。封筒の裏面には‘検察総長キム・ジュンギュ’,前面には‘激励’と記されていた。抽選を通じて8人のみに配ったのだが結果的に会食の席で記者らに400万ウォンを渡したわけだ。
当時の抽選を通じて封筒を受け取ったある記者は「抽選をするというので満1才の誕生パーティでお客さんに贈り物を配るイベントのようなことをするのだと思った」として「家に帰って封筒を開けてみてびっくりした」と話した。彼は「公務員である総長がまさか現金を渡すとは考えることができなかった」と付け加えた。
抽選を通じて封筒を受け取った記者らは翌日の4日に協議をした後、封筒をすべて回収することにした。一部記者はこれを最高検察庁にまわしてあげたし、一部記者は福祉団体に寄付することにした。
一方、最高検察庁側は‘総長が渡したお金は特殊活動費の一部か’という<ハンギョレ>の問い合わせに否認しなかった。最高検察庁側は「この間、総長が時々記者室備品を買ったり寄贈する場合があり、キム総長も好意を持ってそのようにした」と解明した。
ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/386104.html 訳J.S