キム・サンジョ大統領府政策室長が7日夕方、「日本の直接的な規制とホワイト国(輸出審査優待国、現在はグループA)除外措置などが、直接韓国経済にもたらした被害は一つも確認されていない」と語った。
キム室長はこの日、CBSラジオ「時事ジョッキー チョン・グァンヨンです」に出演して、「直接的な被害だと報告された企業の事例は全くない」とし、このように話した。彼は「(韓日両国が)外交的解決のために、皆、暗中模索をしている段階」と言いながら、22日に開かれる天皇即位式と11月22日のGSOMIA(韓日軍事情報包括保護協定)終了日などが変曲点になることがあり得ると見通した。そうしながらも、「韓国政府は早速な解決のために努力しているが、期待と異なりうまく解決されなければ、長期化する可能性もなくはない」と付け加えた。
キム室長は不動産対策に関しては、「江南(カンナム)の一部では過熱の兆し」があるとして、ピンセット規制を強調した。彼は「正直、首都圏、特にソウル江南地域の不動産市場は過熱の兆しを見せている」として「その反面、地方は深刻なほどに低迷期であるため、区別してピンセット規制をしなければならない」と語った。彼は「ソウル地域の不動産価格に不安定な兆しが続けば、分譲価格の上限制は洞単位のピンセット方式で指定することになるだろう」と話した。 キム室長はまた、大学入試制度を含む小中等教育体系の改善案が今月中に発表されるはずであると話した。
キム室長は韓国経済の躍動性が低下しているという点にも言及した。彼は「過去20年間、我が国において非財閥・非金融の国内企業で500大企業に新たに飛躍した企業は24社で、5%にもならない」として「若い世代は挑戦する機会さえ与えられない社会に怒っている。低下した躍動性を生かすことだけが、若い世代に未来の希望を与えることができる政府の努力だと思う」と語った。