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平壌の幽霊ホテル‘お客さんを迎えるか’

原文入力:2009-10-16午後08:29:39
柳京ホテル, 16年間 醜く放置されたが工事再開

パク・ミンヒ記者

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平壌市内の中央に永らく醜く放置されてきた105階柳京ホテル(写真)がよみがえっている。
最近平壌に行ってきたある消息筋は「柳京ホテルの外装工事が活発に進行している」として「来年2月まで柳京ホテルの建物外装作業が終えられた後に、内部工事を経て建物の中央部分は空けておき上層側12階と下層側の15階をホテルとして使うことになると聞いた」と去る14日伝えた。<BBC>も15日、昨年夏に再開された柳京ホテル建設工事が2012年4月15日の金日成主席誕生100周年に合わせ素早く進められるものと見られると報道した。

柳京ホテルは1987年に工事が始まったが、北韓の合作パートナーだったフランス技術陣が工事代金未払いと契約不履行などを理由に撤収し、去る16年間にわたり醜く放置されていた。以後、柳京ホテルは‘悲運のホテル’,‘幽霊ホテル’と呼ばれ、北韓の経済難を示す象徴となった。

現在、工事が再開され平壌再整備作業の一環として労働者が外壁ガラスを付けピラミッド型建物の二つの壁に灰色のコンクリートを塗る作業をしている。柳京ホテル完工作業を引き受けた会社はエジプトのオラスコム テレコムだ。この会社は北韓で3G移動通信サービスを構築し営業できる4億ドルの契約を結び、この契約の一環として柳京ホテル工事を進行している。「オラスコムは北韓内通信網を継続的に拡大しており、11月からは北韓全域で携帯電話通話が可能になる予定」と消息筋は話した。現在は平壌市内だけで携帯電話通話が可能だ。

オラスコムの最高運営責任者であるハレッド ピチャラは<BBC>にエジプト人エンジニア数十人と北韓労働者約2千人が柳京ホテル工事をしており、工事が「順調に進行している」として「回転食堂が入る建物最上階部分がすでに終わっていることをあなたも見られるだろう」と話した。

彼はひとまず建物外装作業を終えた後、2010年以後に建物内部工事を始めることができると話した。

北京/パク・ミンヒ特派員,写真<BBC>

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/382345.html 訳J.S