原文入力:2009-10-16午前08:27:16
水原・長安など本格選挙戦
与党“野党の旧態政治審判”
野党“偽装庶民政策 審判”
勝敗により‘世宗市’も影響
シン・スングン記者,キム・ポンギュ記者
←15日午後、京畿道,水原市,長安区,棗園洞ホームプラス前で開かれたイ・チャニョル候補の応援遊説で民主党支持者らが拍手している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr
10・28国会議員補欠選の幕が上がった15日、与野党指導部は電車駅頭での出勤挨拶から本格的な選挙戦に突入した。
チョン・モンジュン代表をはじめとするハンナラ党指導部は朝7時、京畿道,水原市,長安区,成均館大駅前から出発し安山常緑乙,慶南梁山など3ヶ所の補欠選地域を回り「反対だけを日常行う野党の旧態政治を審判して欲しい」と有権者の決断を要求した。同じ時に京畿道安山市常緑駅で出勤挨拶を始めたチョン・セギュン民主党代表は安山常緑乙と水原,長安地域内を縫って回り「イ・ミョンバク政府の独走と独善を牽制できる唯一野党の民主党に力を貸して欲しい」と訴えた。
与野党指導部が政治的死活をかけ総力戦に出たのは今回の補欠選結果により今後の政局の流れが分かれると予想されるためだ。
まず、来年6月の地方選挙の前哨戦的性格が強い。2012年総選挙と大統領選挙を念頭に置いた与野党は、来年の地方選挙に政治的死活をかけるほかはない立場だ。与党のハンナラ党が水原,長安と安山常緑乙など首都圏地域で良い成績を収める場合、地方選挙の勝敗を分けるソウル市長・京畿知事選挙で有利な高地を先に獲得することとなる。民主党が2ヶ所の首都圏決戦場で勝利すれば、首都圏で競争力のある広域・地方自治体長候補の発掘に苦心してきた民主党は自信を回復し新しい人物を輸血しハンナラ党との‘真剣勝負’を繰り広げる踏み台を確保することができる。
第二に、今回の補欠選はイ・ミョンバク政府の中道実用・親庶民政策に対する政治的審判の意味も含まれている。ハンナラ党は今回の選挙で「経済再生と先進国進入の踏み台を用意しようとするイ・ミョンバク政府の中道実用,親庶民政策に対する支持」を訴え‘旧態野党審判論’を前面に掲げた。反面,民主党など野党は「イ・ミョンバク政府の偽装庶民政策に対する審判と巨大与党の独走牽制」で勝負する賭けに出た。結局、ハンナラ党が勝利すれば与党はイ大統領の中道実用路線をより一層強化できる名分と動力を得ることになる。反面野党が勝利する場合、‘牽制論’が力を得て高空行進を続けてきたイ・ミョンバク大統領の国政運営支持率も動揺する可能性がある。第三に、与党が力点を置いている世宗市計画変更の政治的成否も補欠選結果に大きく影響を受けざるを得ない。大統領府と総理室は補欠選以後のチョン・ウンチャン総理の国会対政府質問答弁を通じ行政中心複合都市建設特別法修正方案を提示し、修正作業を本格化すると発表された。しかし与党が補欠選に敗れる場合、ハンナラ党内で来年6月の地方選挙と今後の総選挙,大統領選挙を考慮し戦術的後退を要求する声が大きくなるなど反発が表面化する可能性を排除することはできない。
潜在的大統領候補たちの政治的地位と役割も再編されるものと見られる。ハンナラ党が勝利すれば‘チョン・モンジュン代表体制’は強固になり来年7月まで代表職を遂行し大統領選挙挑戦のための資産を蓄積する時間を稼ぐことができる。しかし与党が敗れる場合、責任論と共に6月地方選挙前に指導部改編を名分にした‘早期全党大会論’に重きがおかれ与党の権力構図が再編されかねない。
民主党はチョン・セギュン代表体制の持続可否とソン・ハクキュ前代表の政治的復活可否がわかれる。野党が敗れる場合、チョン代表退陣要求が強まるものと見られる。特に水原・長安の成績表によりソン・ハクキュ前代表の党内地位も浮沈するものと見られる。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/382255.html 訳J.S