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ポンペオ長官、第2回朝米首脳会談の「細部事項に取り掛かっている」

登録:2019-01-15 06:00 修正:2019-01-15 08:32
政府筋「北朝鮮側が回答すれば、今週中にも高官級会談が可能」
マイク・ポンペオ米国務長官が13日、サウジアラビアに到着し、サウジのアディール・ジュベイル外相の出迎えを受けている。ポンペオ長官は、広範囲な中東問題を協議するため、エジプトやサウジなど湾岸6カ国を歴訪している=リヤド/AFP 聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官が、ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の第2回首脳会談と関連し、細部事項を計画していると明らかにした。ポンペオ長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長兼統一戦線部長が、早ければ今週中にも会い、朝米首脳会談の準備に乗り出すものと見られる。

 ポンペオ長官は13日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪問した際、米国のCBSと行ったインタビューで、「ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が2回目の朝米首脳会談を1月か2月と述べた。いつ頃トランプ大統領と北朝鮮の指導者が向かい合うことになるのか」という質問に対し、「我々は細部事項に取り掛かっている(working out)」と答えた。朝米交渉に詳しい外交消息筋は「朝米間の協議を韓国が100%知ることはできないが、(ポンペオ長官が言及したのは)議題や時期、場所のようなディテールではないと聞いている」と話した。

 ポンペオ長官の発言は、「第2回首脳会談開催」の準備をめぐる北朝鮮側の変化を反映したものと見られる。外交消息筋は「2~3週前までは、北朝鮮側の(米国の会談要請に対する)回答がなかったが、(今年に入って)誠意を示す交信があったようだ」と話した。北朝鮮は昨年末まで米国側が提示した“交渉方式”に同意せず、米国の朝米高官級および実務会談の要請に応じなかったという。このため、北朝鮮側が沈黙を破って協議の意向を示したのは、北朝鮮側が米国との高官級会談に出る準備ができているというシグナルと受け止められている。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新年の辞で、朝米首脳会談を開催する意思を明確にした後、4度目の訪中に乗り出した流れにもつながっている。

 外交関係者らは、昨年11月8日に米ニューヨークで開かれる予定だったが北朝鮮側の突然の要求で延期された朝米高官級会談が、今回もニューヨークで開催される可能性が高いと見ている。会談時期は、ポンペオ長官が中東歴訪を終えて帰国する16日以降で、早ければ今週後半に実現するとの見通しもある。政府消息筋は「北朝鮮側から(確定的な)回答があれば、(高官級会談が)開かれる可能性が非常に高いと聞いている」とし、「早ければ今週中にも可能だ」と話した。

キム・ジウン記者、ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/878379.html韓国語原文入力:2019-01-14 21:32
訳H.J

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