本文に移動

‘社会的発言’キム・ジェドン 切られたのか

原文入力:2009-10-12午前07:05:11
KBS進行番組から電撃交替
ネチズン“KBS, 政権に調子あわせ”
政界“批判的芸術家 圧迫”

キム・ミンギョン記者,パク・チャンソプ記者

←キム・ジェドン氏.

<韓国放送>(KBS)が人気プログラム‘スターゴールデンベル’の進行者である放送人キム・ジェドン(35・写真)氏を電撃的に交替した。これに対し野党とネチズンたちが一斉に‘韓国放送の政権調子あわせ’と批判に立ち上がった。
キム氏が所属するダウム企画は「9日夜‘スターゴールデンベル’製作陣から12日が最後の録画として降板通知を受けた」とし「突然の通知なので当惑している」と11日明らかにした。

この日‘スターゴールデンベル’ホームページの視聴者掲示板には、韓国放送の措置が明確な理由もなしに突然通知された点に照らし、普段のキム氏の所信発言などを問題視した‘報復性人事’という批判文が多数上げられた。視聴者キム・ユンジュ氏は「時代に対抗せず権力に歩調をあわせる言論は言論でない。視聴料は払わないから我が家に韓国放送が全く映らないようにしてくれ」と書き、コン・ジョンメ氏は「芸能人を含めて国民は自身の意見を堂々と自由に表現する自由と権利がある」と指摘した。ポータルサイト ダウムのディベートルーム‘アゴラ’ではキム氏の降板に反対する署名運動が進められ11日午後6時現在2500人余りが署名している。

国会の文化体育観光放送通信委員会民主党幹事のチョン・ビョンホン議員は「3~4週間前に事前告示する慣行を破り、わずか3日前に通知したということは韓国放送が外部から不当な圧力を受けたという疑惑を増幅させる」と主張した。進歩新党もこの日論評し「イ・ミョンバク政府になって政権に少しでも批判的な知識人,芸術家らが相次いで自身の席を奪われている」と明らかにした。

2005年から‘スターゴールデンベル’を進行してきたキム氏は去る5月盧武鉉前大統領路祭追慕公演の司会を担当し、去る9日にはソウル聖公会大で開かれた‘盧武鉉財団スタート記念コンサート’に歌手カン・サネ(34)氏とともに舞台に上がった。また去る8月には自身のツイーターに‘イランと双龍を忘れないでおきましょう。私たち皆が弱者になる可能性があることを忘れないでおきましょう’という文を載せるなど、社会問題に積極的に発言してきた。

これに対しカン・ソンギュ韓国放送広報チーム長は「キム氏が4年を超えてプログラムを進行してきて食傷ぎみだという評価もあり、来る19日の秋改編をむかえ新しい進行者に交替する必要性もあって変えるだけで他の意味はない」と話した。

キム・ミンギョン,パク・チャンソプ記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/381384.html 訳J.S