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平壌で南北テコンドーの統合に合意

登録:2018-11-03 05:25 修正:2018-11-03 07:22
世界連盟と国際連盟の統合推進する共同機構を構成 
合同演武・合同訓練センターの設置など共同機構書で協議
南側のチョ・ジョンウォン世界テコンドー連盟(WT)総裁(左)と北側のリ・ヨンソン国際テコンドー連盟(ITF)総裁が今月2日午前、平壌羊角島国際ホテルでテコンドーの統合及び発展のための合意書にサインした後、記念撮影を行っている=平壌/写真共同取材団///ハンギョレ新聞社

 同じ根から育ったが、二つに枝分かれした南北のテコンドーが、ついに統合される。

 韓国主導で発展した世界テコンドー連盟(WT)と北朝鮮で成長した国際テコンドー連盟(ITF)が2日午前、平壌(ピョンヤン)の羊角島国際ホテルで、テコンドーの統合および発展のための合意書を締結した。両団体が今年中に統合すれば、1966年に創設された国際テコンドー連盟に対抗するために1973年に世界テコンドー連盟(当時略称WTF)が設立されて以来、45年ぶりのことになる。

 同日の調印式には、チョ・ジョンウォン世界テコンドー連盟総裁とリ・ヨンソン国際テコンドー連盟総裁をはじめ、両団体の総裁団が出席した。チョ総裁は、国際テコンドー連盟の招請で世界テコンドー連盟の演武団を率いて、先月30日から平壌を訪問している。前日の実務協議で大まかな合意が見出されたため、同日には和気あいあいとした雰囲気の中、合意書の署名と記念撮影が50分で終わった。

 両団体はまず、テコンドーの統合を推進する共同機構の構成に合意した。機構の名称や性格、活動内容などは両連盟が12月中に共に決めることにした。

 両団体はまた、テコンドーの統合を促す活動も進めることにした。2020年の東京五輪をはじめ、中国やロシア、スイス、米国、日本で合同演武を推進することで合意した。合同演武は、単一の演武団を構成して進められるよう、合同訓練センターの設置を共同機構で協議することにした。

 両団体は各自の試合規則で行う国際大会も、モデル事業として共同主催することにした。両連盟所属のテコンドー選手が相手連盟が主催する世界選手権大会と大陸別選手権大会など、国際試合に参加できるよう、段証や審判員証などを手続きによって交差認定することにした。

 韓国のテコンドー(世界テコンドー連盟)はスポーツ側面が強い一方、北朝鮮のテコンドー(国際テコンドー連盟)は伝統武芸の性格が強い。世界テコンドー連盟は基本動作やプムセ(型)、キョルギ(競技)、撃破、護身術などに区分され、このうちキョルギが2000年シドニー大会から五輪の正式種目に採択された。一方、北朝鮮のテコンドーは、基本動作、枠(プムセ)、立ち向い(キョルギ)、威力、特技などに区分される。韓国のテコンドーは、ヘッドギアや胴体の保護具などを着用するが、北朝鮮のテコンドーは保護帯がなく、マウスピースや手袋、柔らかい材質の靴を履き、こぶしで顔を打撃できるなど、やや激しいのが特徴だ。

 両団体は同日、テコンドーをユネスコ無形文化遺産への共同登録にも積極的に協力することにした。また、同日の合意事項の継続的な履行に向け、毎月1回以上合意した場所で実務協議を続けることにした。両連盟総裁も随時会談し、共同機構の構成とテコンドーの発展に向けた実践的な問題を協議していくことにした。

 国際テコンドー連盟は、チェ・ホンヒ大韓テコンドー協会初代会長が1966年にソウルで創設した団体だ。チェ氏は朴正煕(パク・チョンヒ)政権との対立の末、1972年にカナダに亡命しており、1979年には平壌を訪れて、自分が創案したテコンドーを北朝鮮に移した。チェ氏の亡命直後の1973年、キム・ウンヨン当時駐米大使館参事官が、朴正煕政権の指示で、世界テコンドー連盟を創設した。両団体は加盟国の数で競い合うなど、40数年間にわたり対立してきた。

 同日、チョ・ジョンウォン世界連盟総裁は「来年がテコンドーが1994年にフランス・パリの国際オリンピック委員会(IOC)総会で五輪の正式種目として採択されてから25年になる年」だとし、これを記念する合同演武をIOC本部があるスイスのローザンヌで行うことを提案した。これに対し、国際連盟のリ・ヨンソン総裁は「積極的に参加する。無条件に行く」と快諾した。

 しかし、世界連盟が北朝鮮選手の五輪出場のために国際連盟に提案した平壌内の国際テコンドー連盟国家協会の設立は、今回は受け入れられなかった。リ総裁はこれを念頭に置いたかのように、「水も急に飲むと、喉を傷める」と述べた。

平壌/聯合ニュース、キム・ドンフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/868555.html韓国語原文入力:2018-11-02 19:34
訳H.J

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