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中 北韓訪問団, 平壌で大規模経済協力 締結

原文入力:2009-10-06午前12:51:14
高位級経済人士 同行 経済技術協定など署名
北核解法 自信ありげ…鴨緑江大橋 新設へ

イ・ヨンイン記者

←温家宝を歓迎する住民たち 去る4日北韓を訪問した温家宝中国総理がオープンカーに乗りカーパレードを行い歓迎に出てきた平壌市民に答礼している。 平壌/朝鮮新報聯合ニュース

温家宝中国総理の4日北韓訪問には北核問題を協議する人々だけでなく、経済分野の主要人物も含まれていた。両国は経済分野の多様な協定と合意文、意向書にも署名した。国連安全保障理事会の対北制裁決議1874号が作動している状況に照らしてみれば、中国が北核仲裁に自信を持っているのではないかという観測も出てくる。

今回の中国代表団の高位級経済人としてはチャン・ピン国家発展改革委員会主任とチョン・ドミン商務部長などが挙げられる。国家発展改革委員会は中国の改革・開放のための中長期経済発展を樹立する機構であり、中国経済の‘頭’に当たるといえる。中国の国家発展改革委員会と似た役割を果たす北韓国家計画委員会のロ・ドゥチョル委員長(副総理兼任)が4日キム・ヨンイル総理と温総理間の会談に参加した点に照らし、北韓経済再建方案と関連して両国間で深い議論が交わされたものと見られる。チョン・ドミン商務部長は北-中間の多様な交易懸案を扱うものと見られる。

中国代表団と北側が4日に署名した協定と合意文の種類を見れば、‘経済援助に関する交換文書’‘経済技術協力協定’‘教育機関間交流協力合意書’‘ソフトウェア産業分野交流・協力了解文’‘中国観光団体の朝鮮観光実現に関する了解文’等、広範囲な経済分野を含んでいる。北-中間経済援助と正常な経済関係活性化のための諸般法的・制度的措置を包括しているわけだ。

経済援助と関連しすでに中国は温総理訪問の時、北韓に相当な規模の無償援助を提供するという意を表わした経緯がある。このような点に照らしてみれば‘経済援助に関する交換文書’には食糧やエネルギー支援と関連する内容が含まれているものと推測される。

‘経済技術協力協定’は中国と北韓が概略5年ごとに1回ずつ締結する大規模支援・投資協定だ。中国は2005年10月、胡錦濤国家主席訪問の時に締結した経済技術協力協定では5年間北韓に20億ドル規模の長期援助と投資を行うという提案をしたと知られた。

特に、今回の経済技術協力協定には鴨緑江大橋新設方案が含まれている。中国は2007年初め、武大偉外交部副部長の訪問の時、建設費全額を負担するとして鴨緑江大橋建設を公式提案した経緯があるが、これまで北韓からこれという返答を受け取ることができなかった。中国が鴨緑江大橋建設に積極性を見せるのは北韓の改革・開放に備え北韓進出の橋頭堡をあらかじめ確保するという戦略のためだと知らされた。

中国専門家のイ・ヒオク成均館大教授は5日「温総理随行団と協定文書を見れば、中国が全方向的に北韓との経済協力を拡大しようとする意志が含まれているようだ」と評価した。外交安保分野の前職高位当局者は「公式的には相変らず制裁局面の状況で、中国が北核問題に対する北韓側の進展した態度を引き出すことができるという自信がなければ、このように多様な経済的措置を行うことは難しいだろう」と話した。 イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/380200.html 訳J.S