“憲兵”という名称を“軍事警察”に変える方案が検討される。
国防部当局者は27日「憲兵兵科の名称は日帝時代の悪名高い“憲兵”に由来する歴史を持っているなど否定的な認識が強く、今回改称するために意見を収斂中」だと話した。
当初、憲兵名称の変更は憲兵兵科の次元で推進された。しかしソン・ヨンム国防部長官が先月、憲兵名称の変更推進に対する報告を受け、憲兵だけでなく軍全般について検討し推進するよう指示して、国防部次元で軍内のさまざまな兵科の名称変更について意見を取りまとめていることが分かった。
憲兵の改称は、当初憲兵がソン長官に報告した通り“軍事警察”が有力と言われる。軍当局者は「本来、憲兵は英語ではmilitary policeであり、これを日帝が憲兵と翻訳した。本来どおり軍事警察とすれば、憲兵兵科のアイデンティティをよく表現できる」と話した。
現在名称変更を検討している兵科は、憲兵以外に政訓兵科があると伝えられた。政訓は政治訓練を縮めた言葉で、業務分野である軍の公報・広報、精神教育などをきちんと表していないと指摘されている。内部的には“公報”などが議論されているという。