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麗順事件70周年…特別法制定のための署名・請願始まる

登録:2018-08-27 21:46 修正:2018-08-28 08:40
麗順抗争70周年記念事業会、27日に発足式 
「真相究明、墓地造成、遺族支援など、これ以上先送りできない」
麗順抗争70周年記念事業委員会が27日、麗水市庁前で発足式を開き、特別法の制定を求めた=麗水東部地域社会研究所提供//ハンギョレ新聞社

 麗水(ヨス)順天(スンチョン)事件70周年を控え、犠牲者の名誉回復特別法を制定せよとの声が高まっている。

 麗順抗争70周年記念事業委員会は27日、麗水市庁前で発足式を開き「麗順10・19特別法」制定のための国民的署名・請願運動を繰り広げることを決議した。委員会は「済州(チェジュ)4・3が大韓民国の歴史であるように、麗順抗争も大韓民国の歴史だ。70年が過ぎただけに、この事件の真実を明らかにし、犠牲者と遺族の名誉を回復する措置をこれ以上先送りすることはできない」と強調した。

 委員会は今年4月、チョン・インファ民主平和党議員ら14人が発議した麗順10・19特別法案を通過させる活動に力を注ぐことにした。この法案は、真相究明、犠牲者・遺族補償、真相調査報告書作成、墓地造成と慰霊事業推進、遺族医療生活支援などを含んでいる。

 委員会はまず、9月上旬から今年末まで特別法の制定を求める第1次汎国民署名運動を繰り広げる。10月には大統領府のホームページに国民請願を上げ、20万人以上のオンライン支持を集めることにした。また、9~11月の国会で、3回の討論会を開き、11月15~16日に麗水で専門家セミナーを用意する。

 麗順事件は、1948年10月19日、麗水駐留14連隊が済州4・3を鎮圧するために出動せよとの命令を拒否し、討伐軍の鎮圧の過程で1万人余りが犠牲になった悲劇だ。

アン・クァノク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/859429.html韓国語原文入力:2018-08-27 21:18
訳J.S

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