原文入力:2009-09-28午後10:06:21
[2010年予算案] 2009~2013年 財政運用案
5年間で132兆8千億…国の借金5年後に60%増え493兆
歳入 毎年7.5%増加を前提にして“あまりに楽観的”指摘
キム・ギテ記者,キム・ボンギュ記者
←財政収支推移・国家債務推移
今年51兆ウォンに達した財政赤字が来年には32兆ウォンに減り、以後も順次減少はするが2013年にも財政均衡の達成は難しいと政府が明らかにした。これに伴いイ・ミョンバク政府任期の間(予算作成基準)の財政赤字累積額は参加政府5年間に発生した財政赤字の約4倍に達するものと予想される。
政府が28日出した‘2009~2013年国家財政運用計画案’によれば、イ・ミョンバク政府が予算を組んだり組むことになる今年から2013年の間の累積財政赤字は計132兆8000億ウォンに達することが明らかになった。年平均26兆6000億ウォンずつ財政赤字が発生するわけだ。先の盧武鉉政府が予算を組み5年間に積もった財政赤字規模(34兆9000億ウォン)に比べ3.8倍に達する。
財政運用計画案によれば、政府は管理対象収支が2013年まで赤字行進を継続すると展望した。管理対象収支は全体財政から社会保障性基金(国民,私学,雇用,労災)を除いた数値を意味する。財政赤字規模は今年51兆ウォンを記録した後、来年からは赤字幅が減るだろうが2013年にも6兆2000億ウォン程度の水準は維持すると政府は見通した。現政権任期内には均衡財政を達成できないという意だ。政府は昨年国家財政運用計画案で2012年に財政均衡を成し遂げると明らかにし、最近になって2013~14年に時点を先送りした経緯がある。
←国会予算決算特別委員会所属議員らが去る23日に開かれた全体会議で国務委員と政府機関長らを相手に予算関連質問をしている。 キム・ボンギュ記者bong9@hani.co.kr
国家財政が赤字から脱却できず国家負債も急増するものと見られる。政府は国家負債が昨年の308兆3000億ウォンから2013年には493兆4000億ウォンに60%増加すると見通した。5年間で国の負債が185兆1000億ウォンもさらに増えるわけだ。ただし国の負債の国内総生産(GDP)対比比重は今年の35.6%から2011年37.6%まで上がり、以後は徐々に減り2013年には35.9%に落ちると政府は予想した。来年以後は経済成長の勢いに弾みがつき財政収支赤字改善局面が展開するということだ。
だがこういう展望はあまりに楽観的という指摘が出ている。今回の財政運用計画案を組み、企画財政部は国税収入が今年164兆ウォンから2013年には219兆5000億ウォンに増えると見ており、これに基づき財政収支と国家負債展望値を拾い出した。政府の予想のとおりならば、4年間で国税収入が55兆5000億ウォン増加するという意味だ。国税収入の年間増加率が7.5%水準であってこそ実現可能な数値だ。特に2012年と2013年には税金が前年より9.8%程度ずつさらに集まると推算した。この期間に政府が見通した年間実質成長率5%が実現されるといっても税収展望を過度に楽観したという指摘を避けにくく見える。
政府が目標のとおりに税収を集めることになれば、租税負担率はまた上昇する。政府は租税負担率が来年と2011年には20.1%に落ち、2012年には20.4%,2013年には20.8%に反騰すると見通した。
キム・ギテ記者kkt@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/379162.html 訳J.S