原文入力:2009-09-26午前12:26:46
ろうそく集会 連行者はどうなったか
キム・ミンギョン記者,クォン・オソン記者
←ろうそく集会 集示法処罰 正式裁判結果
略式起訴大部分150万ウォン
884人は正式裁判 請求
詩人パク・ミラ(50)氏の ‘悪夢’ は昨年8月15日に始まった。パク氏はこの日で100回目をむかえたろうそく集会に参加するためソウル広場に出て行き警察に連行された。「戦闘警察が女子学生を踏みにじる動画を見た後で私の子供がやられたように感じ遅ればせながらロウソクのあかりを持ち始めました。」
だが連行の代価は苛酷だった。集会および示威に関する法律(集示法)等に違反した疑惑で略式起訴され、罰金150万ウォンを宣告された。彼女は「集会の自由が保障された国で、なぜ集会に参加したという理由で罰金を払わなければならないのか理解できず、去る5月正式裁判を請求した」と話した。
ソウル中央地検が去る5月に出した‘米牛肉輸入反対不法暴力デモ事件捜査白書’によれば、昨年のろうそく集会には延べ人数93万2000人が参加し1374人が立件され、この内1184人が起訴された。
民主社会のための弁護士の集い(民主弁護士会・会長 ペク・スンホン)が25日公開した資料によれば、全体起訴者1184人の内、844人が正式裁判を請求し、656人が平均148万余ウォンの罰金刑を受けたと集計された。残り188人はまだ1審判決が下っていない。
1審判決を受けた市民が払わなければならない罰金の総額は計9億7630万ウォンだ。市民団体らが憂慮してきた‘罰金爆弾’が現実化されたわけだ。ここに裁判所の略式命令を受け入れた人、およびまだ判決が下されていない人々の罰金まで合わせれば罰金総額は15億ウォンを軽く越えるものと見られる。この間、我が国市民運動史上で最も大きな罰金爆弾は2005年の‘平沢米軍基地拡張反対運動’で計4億5000万ウォン余りに達した。
日付別に見れば、昨年5月31日夜から6月1日明け方の間「大統領府に進出しよう」として景福宮駅を経て大統領府に行進を試みる間に連行された参加者らが最も多く正式裁判を請求した。この日228人の連行者の内129人が正式裁判を請求し、平均137万ウォンの罰金刑の宣告を受けた。
ジョージ・ブッシュ当時米国大統領が訪韓した同年8月5日に開いたろうそく集会の連行者中85人が正式裁判を請求し、平均146万ウォンの罰金刑を受けた。警察の強硬鎮圧でろうそく集会中、最大のケガ人が出た昨年6月29日とろうそく集会100日目の昨年8月15日ろうそく集会連行者中、各々81人,66人が正式裁判を請求した。これらは各々平均170万ウォン,153万ウォンの罰金刑を受けた。警察の強制鎮圧に対抗し市民100人余りが自発的に連行された昨年5月27日の連行者中47人も正式裁判を請求した。これらは100万ウォンずつの罰金を出さなければならない立場に置かれた。
民主弁護士会のパク・ジュミン弁護士は「正当な自己主張をするために集会に参加し、集会でも平和的に行進しただけなのに罰金が賦課されたことに怒り、当事者らが正式裁判請求を大量にした」として「自身の政治的意志を表現しようとするこれらには過ぎた代価」と話した。 キム・ミンギョン,クォン・オソン記者salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/378790.html 訳J.S