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‘学歴向上度’平準化地域の方が高い

原文入力:2009-09-25午前06:57:16
クォン・ヨンギル議員, 非平準化地域と‘高1→高3成績’比較
“保守陣営が主張してきた下向平準化, 虚構と立証される”

ユ・ソンヒ記者

高校平準化地域の生徒たちが非平準化地域の生徒たちに比べ‘学力向上度’がより高いことが分かった。また平準化地域の生徒たちが大学修学能力試験(修能)でも非平準化地域の生徒より高い成績をおさめたことが確認された。こういう結果は「平準化政策のために生徒たちの学力が‘下向平準化’されている」という政府や保守団体の主張を覆す結果だ。

国会教育科学技術委員会所属クォン・ヨンギル民主労働党議員室は韓国教育課程評価院から提出させた学業達成度評価と修能成績の相関関係を分析した資料を24日公開した。クォン議員室が分析対象とした資料は評価院が2003,2004,2006年全国高1生徒たちの中で5%を標本として選び実施した学業達成度評価の英語点数と、この生徒たちが高3になって行った2006,2007,2009学年度修能外国語領域の成績だ。2005年学業達成度と2008学年度修能を除いたのは2005年に高1だった生徒が高3になった2007年に受けた2008学年度修能では成績が点数でなく等級だけが算出されているためだ。

分析結果を見れば、平準化地域では高1学業達成度評価の時‘平均以下’点数を受けたが、修能で‘平均以上’の点数を受けた学生比率が17.5%にもなった。反面、非平準化地域では平均以下から平均以上に点数が上がった比率が13.3%であった。また、平準化地域は高1学業達成度評価で平均以上を受けたが修能の時には平均以下を受けた学生比率が25.4%に止まったが、非平準化地域ではこの比率が28.8%であった。これは平準化地域の‘学力向上度’が非平準化地域より高いということを示している。

アン・ビョンマン教育科学技術部長官は去る2月、学業達成度評価結果を公開し「基礎学力未達学生の増加は現在まで続いている下降平準化政策のためと思われる」として、学力不振を平準化政策のせいにした経緯がある。

しかし、今回の分析結果を見れば、修能成績を単純比較しても平準化地域の生徒が非平準化地域の生徒より高い成績をおさめたと出てきた。去る5年間の平準化・非平準化地域の生徒たちの修能外国語領域1~2等級比率を比較してみれば、平準化地域は平均10.5%だったが非平準化地域は7.8%に止まった。最下位圏の8~9等級比率も平準化地域は平均6.7%である反面、非平準化地域は2倍近い12.3%に達した。

クォン議員は「平準化政策に反対する保守陣営が提起してきた‘下降平準化’主張が虚構であることを統計的に立証する分析結果」として「イ・ミョンバク政府になって推進されている自律型私立高拡大など平準化を解体する政策は誤り」と話した。 ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/378649.html 訳J.S