国防部はドイツを6・25戦争(朝鮮戦争)医療支援国に含めることにしたと22日、明らかにした。これにより6・25戦争医療支援国は、既存の5カ国から6カ国に増えることになった。国防部はこうした内容を国防白書など公式文書と記念物に反映させる計画だ。
ドイツは1953年5月、国連軍を支援するために野戦病院派遣医師名簿を国連本部に伝え、翌年80人余りの医療支援団を釜山に派遣した。彼らは1954年5月から1959年3月まで、「西ドイツ赤十字病院」という名前で、患者の診療(30万人余り)や出産支援(6千人余り)、医療スタッフ養成事業などの活動をした。しかし、これらの医療支援が1953年7月27日の停戦協定以後になされたという理由で、医療支援国には含まれなかった。
しかし、これらの医療支援医師名簿の伝達が戦争期間中になされ、彼らが国連軍傘下の医療機関で活動し、任務も国連軍の支援であり、既存の物資支援国基準も停戦以後の活動を含んでいる点を考慮し、ドイツを6・25戦争医療支援国として再評価したと国防部は明らかにした。
これに先立って国防部は今年初め、軍事編纂研究所にドイツの6・25医療支援の歴史を復元し再評価する研究を依頼し、5月には「ドイツ6・25戦争(朝鮮戦争)医療支援活動再照明セミナー」を開き、関連意見を取りまとめた。
国防部は今後、2018年国防白書と軍事史などの関連記録物、顕忠施設や記念館展示物にドイツを6・25戦争医療支援国として表記することにし、関連部署および機関と協力する予定だ。
既存の6・25戦争医療支援国は、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、イタリア、インドの5カ国だった。