原文入力:2009-09-23午前02:17:28
“北経済良くなれば統一考える…武力統一反対”
キャンベル米国務部次官補“グランド バーゲンよく分からない”
ファン・ジュンボム記者,イ・ヨンイン記者,キム・ジョンス記者
←イ・ミョンバク大統領が22日午前(現地時間)米国,ニューヨーク国連本部で開かれた気候変化首脳会議開幕式に参加し、ユ・ミョンファン外交通商部長官と共に座っている。 ニューヨーク/キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
イ・ミョンバク大統領は21日(現地時間)「北韓との統一は重要だが、統一より重要なのは韓国,北韓が平和的に暮らすこと」と話した。米国を訪問中のイ大統領はこの日ニューヨークで米国外交協会・コリア ソサエティー・アジア ソサエティーが共催した昼食懇談会演説の後、参席者らが南北統一に対する見解を尋ねるやこのように明らかにした。
またイ大統領は「北韓の経済的状況がさらに向上するようにしなければならない。北韓の経済状況が良くなってこそ統一を考えることができる」として「(今は南北経済)格差が大きく広がり(統一が)難しい」と話した。イ大統領は特に統一方式と関連して「イエメンで見られた武力行使による統一は決して望まない」として「私たちは平和的統一を望む」と強調した。また「東西ドイツで見られた計画なき統一も願わない」として「私たちは常に(統一に対する)計画をたてている」と話した。
‘平和共存を通じた統一論’は盧泰愚政府以来、歴代韓国政府の統一原則を再確認したと見ることができる。北韓経済を先に向上させなければならないというイ大統領の発言も、直ちに統一がなされる場合には韓国,北韓が経済・社会的費用に耐えられないという点で歴代政府である程度の共感を形成した内容だ。
しかし、盧泰愚政府以後の歴代政府が統一に進む平和共存のために南北間和解と交流協力という中間過程を重要視した反面、イ大統領はこの日も「私たちは北韓が核を放棄すれば支援しようと準備している」として、既存の先核廃棄論を固守し差異点を見せた。またイ大統領は「北韓は人口の3分の1が飢えた状態にある」と発言し‘外交的に’精製されていない発言もした。
一方、カット キャンベル米国務部次官補は21日(現地時間)ユ・ミョンファン外交通商部長官とヒラリー・クリントン米国務長官間の韓-米外交長官会談の直後、ブリーフィングでイ大統領が北核解決方式として提示した‘グランド バーゲン’と関連して、「率直に言ってよく分からない」とし、今回の外交長官会談でもこの問題が全く議論されなかったと明らかにした。
キャンベル次官補のこういう発言は‘グランド バーゲン’方案と関連し、韓-米間に異見があることを外交的に示したものと解釈する余地があり注目される。
また、キャンベル次官補は今回の会談の重要な目的は北韓-米国両者対話に対する韓国側のフィードバック(返答)を聞くためのものだったとし、「彼ら(韓国)は米国の慎重な北韓との両者接触に準備ができているというメッセージを強調したと考える」と伝えた。韓国政府は今回の韓-米外交長官会談で北-米両者対話に同意するという最終的な方針を伝達したと見られる。キャンベル次官補は続けて北韓が人道的支援を要求する場合、分配透明性協議を前提に「経済的支援問題と分離して対応するだろう」と話し、人道的支援を検討していることを明らかにした。
ニューヨーク/ファン・ジュンボム,イ・ヨンイン記者jaybee@hani.co.kr
←イ・ミョンバク大統領がケビン ラッド オーストラリア首相と共同で22日(韓国時刻)米国,ニューヨーク国連本部で開かれた気候変化首脳会議円卓会議を主宰している。ニューヨーク/キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/378090.html 訳J.S